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 米Intel(インテル)は2021年3月16日、デスクトップPC向けMPU「第11世代 インテル Core Sシリーズ デスクトップ・プロセッサー」(開発コード名:Rocket Lake-S)を正式発表した(ニュースリリース)。同社は2020年9月に第11世代Coreプロセッサーの第1弾としてモバイルPC(薄型軽量ノートPC)向け製品(開発コード名:Tiger Lake)を発表している*1。Tiger Lakeは同社の第2世代10nmプロセス「10nm SuperFin」で製造するが、Rocket Lake-Sは、前世代品「第10世代Core Sシリーズ デスクトップ・プロセッサー」(開発コード名:Comet Lake-S)*2と同じ14nmプロセスで造る。

「第11世代 インテル Core Sシリーズ デスクトップ・プロセッサー」(開発コード名:Rocket Lake-S)の構造
「第11世代 インテル Core Sシリーズ デスクトップ・プロセッサー」(開発コード名:Rocket Lake-S)の構造
(出所:Intel)
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 同社は第10世代Coreプロセッサーでは、第1弾こそ10nm製品(開発コード名:Ice Lake) を投入したものの、第2弾以降は14nm製品に戻ってしまい、先端プロセス開発の遅れが決定的になった*3。同じような悪夢が第11世代Coreでも繰り返されるのだろうか。業界関係者の間では「Rocket Lake-Sは14nmで製造」という噂は以前からあった。IntelがRocket Lake-Sの予告発表をする際には製造プロセス情報が伏せられていたからだ。実際20年11月に主要な仕様を発表した際*4や、21年1月のCES 2021でチップ(ダイ)写真を披露した際*5にも、製造プロセス情報が欠落していた。

「第11世代 インテル Core Sシリーズ デスクトップ・プロセッサー」(開発コード名:Rocket Lake-S)のダイ写真
「第11世代 インテル Core Sシリーズ デスクトップ・プロセッサー」(開発コード名:Rocket Lake-S)のダイ写真
(出所:Intel)
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