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水の蒸発と藻類の繁茂を抑制

 水上太陽光プロジェクトの利点の1つは、ワイン生産を支える貴重な農地を犠牲にせずに済むことだ。クロウレイ氏によると、太陽光発電所を建設するために、大規模なワイン用ぶどう園の土地を購入して、さらに経済的に運営することは難しいとし、プロジェクト開発用に土地ではなく、同市の排水処理場にある池の水面を活用することに決めた。

 他の利点として、太陽光パネルにより水面が日陰になることで、水の蒸発と藻類の成長を抑え、ワイン生産用の灌漑に使用される池の水量と質を改善できることも挙げている。

 クロウレイ氏によると、水上プロジェクトが設置される前は、このため池には、藻類が灌漑システムに侵入するのを防ぐために機械式フィルターと隔離カーテンのシステムを採用していたという(図2)。

図2●両面発電型パネルが使用された水上フロート式メガソーラー
図2●両面発電型パネルが使用された水上フロート式メガソーラー
(出所:Noria Energy)
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