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 飼い主がペットに「何してる?」とLINEで問いかけると、「起きた~」「ねむねむ...」などのメッセージが届く――。NECがペットの行動をAI(人工知能)で解析してメッセージを届けるサービス「waneco talk」の実証実験を開始した。実証実験を経て、2021年8月のサービス開始を予定する。ペットに関するさまざまなデータを連携させるプラットフォームサービス「waneco」の第1弾と位置付ける。

ペットの首輪にセンサーを装着する
ペットの首輪にセンサーを装着する
(出所:NEC)
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 waneco talkの実証実験はNECの社員を対象に2021年4月から実施している。3軸加速度センサーと気圧センサーを備えたデバイス(日本動物高度医療センターの「PLUS CYCLE」)をペットの首輪に装着。加速度センサーで動きと休息を、気圧センサーでジャンプの回数を測定する。

 データはクラウドに送信され、NECのAI技術群「NEC the WISE」でペットの振る舞いを分析する。飼い主が「何してる?」とLINE公式アカウントに問いかけると、行動に基づいたメッセージが届く仕組み。メッセージは「活動中!」「てくてくてく」「ハッ...」「のんびり~」「ひとやすみ~」など、数十パターンを用意した。

ペットの行動に基づいたメッセージが届く
ペットの行動に基づいたメッセージが届く
(出所:日経クロステック)
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 飼い主がペットとの「会話」を楽しんでいる間に、ペットの家庭でのデータが蓄積されていく。蓄積したデータを基に、将来的にはペットの健康管理などのサービスにつなげることを目指している。例えば活動量が急に減少したといった変化を見つけられれば早期に対策を取れる。

 現在はペットの行動を中心に分析してメッセージを送信しているが、「ペットの気持ちも分析できるようにしていきたい」(NEC AI・アナリティクス事業部 環境分析事業推進室 佐藤優理上席プロフェッショナル)とした。将来「喉が渇いた」「おなかがすいた」といったメッセージが届くようになるかもしれない。開発現場ではセンサーの他に、カメラも活用してペットの状態を詳しく分析しているという。waneco talkの価格は未定だ。