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 新型コロナウイルス禍の緊急事態宣言により、東京や大阪などではプロスポーツの試合が無観客で開催されるようになった。試合会場での熱狂は消え去り、自宅観戦するスポーツファンは物足りなさを感じている。そんな中、試合会場と自宅にいる多くのスポーツファンをネットでつなぎ一体感を生み出す「リモート応援」の試みが始まった。

 仕掛けたのは、スポーツチャンネル「DAZN(ダゾーン)」運営を運営する英DAZN Group(ダゾーングループ)日本法人、DAZN Japan Investmentとヤマハだ。両社は2021年4月15日、スタジアムに足を運べないスポーツファン同士のコミュニケーションを促す共同プロジェクト「For The Fans Project」を開始すると発表した。

 同プロジェクトではヤマハが提供するスマートフォン向けアプリ「Remote Cheerer powered by SoundUD」を用いる。スポーツファンの利用者はDAZNで試合を見ながらRemote Cheererを通じて、同じ試合を見ている別の利用者と交流する仕組みだ。Remote Cheererは利用者同士によるテキストチャットや音声での会話のほか、利用者のタップ操作を基に拍手や歓声の音を試合会場に流して盛り上げる機能を持つ。

 「トークルーム」というテキストチャットおよび音声の会話によるコミュニケーション機能を使い、DAZNのオリジナルコンテンツである「YABECCHI STADIUM(やべっちスタジアム)」「野球トレンド研究所」とコラボレーションしたイベントも開催する予定だ。新型コロナウイルスの感染防止に限らず、子育てや介護、病気など試合会場に足を運べない理由はさまざまだ。そうしたスポーツファン同士がリアルタイムに感動を共有するリモート応援の場をつくり、新しいスポーツ観戦文化として普及させる狙いである。

Remote Cheererのチャット画面(左)と音声トーク画面(右)
Remote Cheererのチャット画面(左)と音声トーク画面(右)
(出所:ヤマハ)
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