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 「地方での働き方に関心を持つ社員が多いことが分かった」――。富士通CHRO室の森川学室長は、2021年4月に開催した大分県内に滞在しながらテレワークをするワーケーションや移住に関する社員説明会についてこう語った。説明会には80人が参加し、大分市内にある富士通のオフィス「大分システムラボラトリ」の設備や住環境などに関して積極的な質問が出た。

温泉地をワーケーション先に選ぶ企業が増えている(出所:和多屋別荘)
温泉地をワーケーション先に選ぶ企業が増えている(出所:和多屋別荘)
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 富士通は2020年7月から「Work Life Shift」を掲げ、社員の働く場所を柔軟に変更できる取り組みを進めている。例えば事情に応じて遠隔地からの勤務を認めるようにし、単身赴任の状況を解消したり、家族の介護のために移住したりといった行動を取りやすくしている。今回のワーケーションや移住もこのWork Life Shiftの一環だ。

 特に大分県とは2021年3月に包括協定を結んでおり、県内の市町村とも連携してワーケーションや移住がしやすい環境づくりを進めている。「個人が別府などの温泉地で休暇を取りリフレッシュしつつ、そのうち数日勤務するケースもあれば、部署のメンバーが移動してチームビルディングや研修をかねて滞在するケースもある」(森川室長)。ワーケーションをきっかけにその土地が気に入り、移住するケースも想定しているという。