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 2020年秋以降に本格化した政府の携帯料金引き下げ要請を受け、携帯大手3社が2021年3月から順次開始したオンライン専用の料金プラン。NTTドコモの「ahamo(アハモ)」とKDDI(au)の「povo(ポヴォ)」、ソフトバンクの「LINEMO(ラインモ)」がそれで、いずれも月額3000円以下ながら高速通信サービスを月20ギガバイトまで使える。一方で、コスト抑制のため申し込みやサポートを基本オンラインに限定するなど割り切ったサービス内容としている。

 新機軸の割安プランに対し、携帯ショップなどによる手厚いサポートに慣れた日本の消費者はどう反応しているのか。新プランの契約獲得において緒戦をリードしたのはどの携帯会社か。各社が開いた2021年3月期決算会見で、足元の傾向が明らかになった。

ahamoは100万契約を突破、povoとLINEMOも90万契約超か

 3社のなかでも好調とみられるのが、2020年12月にahamoを発表して今回の料金競争の引き金を引いたNTTドコモだ。同社の井伊基之社長は2021年5月12日、「ahamoの契約数が2021年4月末に100万契約を突破した」と公表した。

2021年3月期決算会見でahamoの契約数を公表するNTTドコモの井伊基之社長
2021年3月期決算会見でahamoの契約数を公表するNTTドコモの井伊基之社長
(出所:NTTドコモ)
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 これを追走するのがKDDI(au)。povoの契約数は開示していないものの、高橋誠社長は2021年5月14日の決算会見で「何となく100万契約が見えてきた」と語り、順調ぶりをアピールした。

 ソフトバンクはLINEMOの契約数を発表しておらず、おおよその感触も明らかにしていない。ただ同社が2021年5月11日に開示した決算説明資料から類推すると、LINEMOと前身の格安スマートフォンサービスであるLINE MOBILEの合計契約数は、2021年3月末時点で90万強だったとみられる。

ソフトバンクの資料によればLINEMOと前身のLINE MOBILEとの合計契約数は2021年3月末時点で90万強とみられる
ソフトバンクの資料によればLINEMOと前身のLINE MOBILEとの合計契約数は2021年3月末時点で90万強とみられる
(出所:ソフトバンク)
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