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 半導体の国際学会で、再び韓国Samsung Electronics(サムスン電子)が強さを見せつけた。2021年2月開催の半導体オリンピックと称される国際学会「ISSCC(International Solid-State Circuits Conference)」において、同社が圧勝したことは記憶に新しい*1、*2。21年6月13日から開催の「2021 Symposia on VLSI Technology and Circuits」 ホームページ でも同社の発表数は多い。Circuits(回路)部門の採択論文数で米Intel(インテル)を抑えて企業の中でトップ。Intelの約半数だった昨年や一昨年から躍進した。Technology(プロセス)部門の採択論文数で、企業の中でベルギーimecに次いで2位。台湾TSMCやIntel、米IBMより上位に着けた。

*1 関連記事: 半導体オリンピックでサムスン圧勝、ソニーが一矢報いる *2 関連記事: 半導体五輪でサムスンが新構造の3nm SRAM披露、MediaTekが急浮上
Samsung、Intel、TSMCのCircuits部門の論文一覧
Samsung、Intel、TSMCのCircuits部門の論文一覧
番号がJFSではじまる講演はTechnology部門と共同で実施(出所:Advance Programを基に日経クロステックが作表)
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Samsung、Intel、TSMCのTechnology部門の論文一覧
Samsung、Intel、TSMCのTechnology部門の論文一覧
番号がJFSではじまる講演はCircuits部門と共同で実施(出所:Advance Programを基に日経クロステックが作表)
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 Symposia on VLSI Technology and Circuits(以下、VLSIシンポ)は、例年6月に米国ハワイと京都で交互に開催されてきた。20年はハワイ開催の予定だったが、新型コロナウイルスの影響でオンラインへ変更になった*3。京都開催順番の21年も引き続きオンライン開催。会期は21年6月13日~19日である。一般講演はVOD(Video On Demand)方式で視聴できる。基調講演やパネル討論、講演者とのQ&Aなどはライブで実施される。また、ライブ配信された基調講演など一部のコンテンツは後日VODで視聴が可能になる予定である。以下、企業の採択論文を中心に今回のVLSIシンポのポイントを見ていこう。

*3 関連記事: 半導体技術の国際シンポ「VLSI」が6月開催、HBM向け積層技術などに注目