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マイクロOLEDやVCSELに注力

 この他、ソニーセミコンダクタソリューションズの清水社長は、報道機関からの質問に答える形で、イメージセンサー事業以外の半導体事業の近況や事業方針も説明した。以前から選択と集中に舵(かじ)を切っており、20年度は少し赤字だったが、為替ヘッジといった共通費用を除くと、21年度は黒字の見込みだという。

 個別の製品では、例えば「マイクロOLED」と呼ばれる小型有機ELパネルに一層注力する。今まで、主にデジタルカメラのEVF(電子ビューファインダー)に向けていた。今後は、AR用やVR(Virtual Reality)用のヘッドマウントディスプレー(HMD)向けでの採用拡大を目指すという。VCSEL(面発光レーザー)事業も強化する。モバイルと車載、そしてデータセンター向けで引き合いが増えるとみている。

 MEMS受託サービスは、安定して利益を出し続ける「キャッシュカウ」という位置付け。例えばMEMSマイクの分野で高いシェアを持つとする。

 通信向けのMMIC(Monolithic Microwave Integrated Circuit)では、約2年前(2019年ごろ)から、あまり顧客を広げずに集中させることで、事業の効率化を図っているという。