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 ドイツVolkswagen(フォルクスワーゲン、VW)は2021年6月8日、技術革新に関する対談形式のオンラインイベント「Innovation Talk」の第1回を開催した。第1回のテーマは「ソフトウエア」だった。

 登壇者は、同社Member of the Board of Management of the Volkswagen Passenger Cars brand responsible for Technical DevelopmentのThomas Ulbrich(トーマス・ウルブリッヒ)氏と、同社Member of the Board of Management of the Volkswagen Passenger Cars brand with responsibility for Sales, Marketing and After SalesのKlaus Zellmer(クラウス・ツェルマー)氏である。

左がトーマス・ウルブリッヒ氏、右がクラウス・ツェルマー氏
左がトーマス・ウルブリッヒ氏、右がクラウス・ツェルマー氏
(出所:VW)
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 同社はこれまでも次世代車の中核技術はソフトだと繰り返し指摘してきた。19年にはソフトの内製化比率を高めるために、ソフト開発の専門組織を立ち上げたほか、ソフト中心の電子アーキテクチャー「E3」を採用した電気自動車(EV)「ID.3」を発表した。

 ただ、ID.3や、コネクテッド機能を備えた新型「ゴルフ」(通称:ゴルフ8)ではソフトの不具合(バグ)が大きな壁となった。「我々がゴルフ8とID.3を立ち上げた時、ソフトが完璧だと言う人は誰もいなかっただろう。非常に複雑なシステムだったためだが、我々はシステムを管理し、ソフトを最適化する方法を見いだした。その結果、現在ではこの2台については高い評価を得ている」(ツェルマー氏)。立ち上げ時に遭遇したバグは「最悪のバグだった」(ウルブリッヒ氏)とも述べた。

2019年のID.3量産開始時の様子
2019年のID.3量産開始時の様子
(出所:VW)
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