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 米General Motors(ゼネラル・モーターズ、GM)子会社で自動運転技術を手掛ける米Cruise(クルーズ)が、自動運転車の量産に向けて大きく動き出した。GMの拠点で約100台分の製造を始めたと2021年6月15日(米国時間)に発表した。合わせて、自動運転車の生産規模の拡大を見越して、GMの金融部門から50億米ドル(1米ドル110円換算で5500億円)の融資枠を獲得したことを明らかにした。この結果、商業化に向けたクルーズの「総軍資金(total war chest)」は100億米ドルを超えるという。

 量産するのは、20年1月に発表したライドシェアに向けた自動運転の電気自動車(EV)「Cruise Origin」である。GMと関係が深いホンダと共同で開発した4人乗りの車両だ。低床で乗り降りしやすく、車内空間が一般の自動車の約3倍と広い点を特徴にする。走行寿命は100万マイル(約161万km)以上と長く、コストも安いという。量産はGMのデトロイトの製造拠点「Factory ZERO(ファクトリーゼロ)」で実施する。既に、Originを量産するための設備が導入されつつあるという。

Cruise Originのイメージ
Cruise Originのイメージ
(出所:クルーズ)
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製造中のOrigin
製造中のOrigin
(出所:クルーズの公式動画をキャプチャーしたもの)
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出来上がったOrigin
出来上がったOrigin
(出所:クルーズの公式動画をキャプチャーしたもの)
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