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 「作ったものを売るビジネスから売れるものを作るビジネスへと変えていく。そのためにクラウドを活用し、これまでの『製造小売業』から『情報製造小売業』へと変革を進めている」。ファーストリテイリングの田中大グループ執行役員は2021年5月25日、グーグル・クラウド・ジャパン主催のオンラインイベント「Google Cloud Day:Digital '21」に登壇し同社の業務改革の現状をこう語った。

 「我々は小売業だといわれているが、製造業であることが最大の強みだ」と田中氏。小売業として消費者と接点を持ちつつ、自分たちで商品開発から生産管理、グローバルへの物流を管理できるのが武器になるという。

 田中氏は情報製造小売業への変革に向けた同社のクラウド活用を3つ紹介した。

 1つめは着こなしを提案する顧客向けサービス「StyleHint」での画像認識AI(人工知能)クラウドサービスの活用だ。StyleHintはスマートフォンアプリとWebサイトで提供する。スマホアプリでは、利用者が自分のコーディネートを撮影すると、同様の商品を着用した他のユーザーが投稿した着こなし画像が表示される。さらにユニクロやジーユーなどの類似商品を表示する機能もあり、そのままECサイトで購入できる。

 田中氏は同アプリについて「グーグル・クラウド・ジャパンと協業し、画像認識の技術を活用して開発した。最初は精度が高くなかったが、共同作業によってかなり高い精度で服とスタイルをひも付けられるようになっている」と紹介した。

利用者にコーディネートを提案する「StyleHint」の画面例。このサービスの運営にAIを活用する
利用者にコーディネートを提案する「StyleHint」の画面例。このサービスの運営にAIを活用する
(出所:ファーストリテイリング)
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