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ハードの改良をやめるわけではない

 背景にあるのが、「大きな投資をハードにして、刷新、刷新というようなことをしなくても済むところまで(エンジンの)骨格が固まった」(広瀬氏)という自負だ。「モデルベース開発(MBD)を中心に(エンジンの)骨格を固めてきたことで、大きな骨格変更が必要な領域はほぼなくなったと考えている」と同氏は説明する。

 ただ、その一方でハードの改良は継続する。「『モノ造り革新』『コモンアーキテクチャー』『フレキシブル生産』といった範ちゅうの中で、投資を(あまり)せずにハードを少しチューニングすることによって基本性能を上げられるところは継続して追求していく。手を緩めるつもりはない」(同氏)と強調する。

 さらに、同氏は次のように続ける。「ものを造らなくても、モデルの中で燃焼および熱効率を高めるシミュレーションはいくらでもできる。これを実現するための、燃焼室やピストン形状は、そんなに投資をせずに継続的な改善ができる。乗り心地の領域でもモデルを活用した継続的な進化を追求していく」