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 ホンダが2021年秋に日本で発売する中型車の新型「シビックハッチバック」は、先進運転支援システム(ADAS)用の主要センサーに単眼カメラだけを使って、標準搭載する同システム「Honda SENSING」の性能を高めた。ADAS用の主要センサーを単眼カメラに絞り込んだホンダの車種は、今回で4車種目である(図1)。

シビックハッチバック
図1 新型「シビックハッチバック」
(撮影:日経Automotive)
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 セダンとハッチバックを合わせた現行の「シビックシリーズ」(現行車、以下同じ)は、車両の前方を監視するセンサーとして単眼カメラとミリ波レーダーを使う。新型シビックシリーズ(以下、新型車)ではミリ波レーダーを外し、夜間性能を高めて広角化した単眼カメラだけを使った。

 新型車で採用した単眼カメラは、同社の小型車「フィット」や小型SUV(多目的スポーツ車)「ヴェゼル」などに搭載しているものと同じで、フランスValeo(ヴァレオ)の最新製品である注1)

注1)ヴァレオの最新カメラはフィットとヴェゼルのほかに、上級車「レジェンド」と今回の新型車に採用されている。

 同カメラを用いた自動ブレーキは車両(昼夜)に加えて、サイクリスト(自転車運転者、昼間)や歩行者(昼夜)、交差点の右折時における直進対向車などに対応する。現行車の自動ブレーキは自転車や夜間歩行者、交差点には対応していない(図2)。

夜間性能を高め広角化したカメラ
図2 夜間性能を高め広角化したカメラ
(撮影:日経Automotive)
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