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 日経クロステックでは2021年5月に出荷開始の米国版「iPad Pro」の12.9型セルラーモデルを購入して分解した。米国版のセルラーモデルは、28GHz帯と39GHz帯という2種類のミリ波帯5G通信に対応する。本体を開き、少なくとも3カ所にミリ波帯アンテナモジュールが存在することを確認した。このうち1つは「異形」といえる独特な形状のアンテナモジュールだった。

 米国版iPad Pro内のミリ波帯アンテナモジュールは、インカメラを上にしてiPad Proを縦(短辺が上下になる状態)に持ったときに、底面の右側と右側面の上側、上面左側にあった。このうち、前回の記事では、底面右側にあったミリ波帯アンテナモジュールの周辺を観察した。今回は、残り2つを確認し、実装状況を見た。

米国版iPad Pro内のミリ波帯アンテナモジュールの位置
米国版iPad Pro内のミリ波帯アンテナモジュールの位置
(出所:日経クロステック)
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