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 「車内(のWeb会議)で営業提案なども可能にしたい」(日産自動車の高橋雅典ビジネスパートナーシップ開発本部ビジネスパートナーシップソリューション部主管)。

 大日本印刷(DNP)、日産自動車、ゼンリン、ソフトバンク、クワハラの5社は2021年6月28日、自動車での移動中にWeb会議ができる「移動会議室」の実証実験を始めた。期間は同年9月24日(8月9日~13日を除く)までで、東京都・神奈川県の2都県の一部地域を対象エリアとして、1日3組限定で平日午前9時から午後6時の時間帯に運行する。

 実証実験では料金を無料にするが、料金設定など商用化の可能性を模索する。期間中に120から130組のユーザー体験の獲得を目標とする。

移動会議室の車内
移動会議室の車内
(出所:日産自動車)
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5社の知見を集結

 車両には、日産自動車のミニバン「エルグランドVIP 2列シート」を採用し、後部座席の前面には32インチの大型ディスプレーを設置。前席と後部座席の間には遮音壁を装備する。ワンボックスタクシー・ハイヤー事業を展開するクワハラが運行サービスを担う。

 ソフトバンクは5Gを含めた通信ネットワークを提供し、位置情報についてはゼンリンが提供する「ZENRIN Maps API」により、現在の走行位置を住宅地図レベルまで詳細に確認できるようにする。