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 香川発の物流スタートアップかもめや(高松市)が2021年8月から香川県三豊市本土と同市の離島粟島を結ぶドローン物流航路を開設する。料金は1回500円としており、最大1キログラムの荷物を運べる。

自律制御システム研究所(ACSL)の国産ドローン「PF-2」
自律制御システム研究所(ACSL)の国産ドローン「PF-2」
(出所:かもめや)
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 ドローンは海を越えて往復約8キロメートル、悪天候時を除き原則毎日運航する。ドローン本体は離陸から着陸まで自律飛行し、積載時と空中で一時停止する際は人が介入する。そのためドローンには行き来するための動きがプログラムされており、設定された緯度、経度、高度のポイントを次々にたどっていき目的地に到着できる仕組みになっている。今後は最大5キログラムの荷物を運べるドローンの導入も検討しており、荷物の重さによって料金を変える計画を立てている。

国内で生産したドローンを採用

 かもめやは、同事業のためのドローンとして、国内で機器を製造する自律制御システム研究所(ACSL)の「PF-2」を採用した。その理由は2つある。1つは「レベル3飛行」の認証を取れる機体だった点だ。レベル3とは無人地帯で補助者なしの目視外飛行ができる性能を備えていることを指す。2つ目はチャイナリスクだ。「中国製のドローンはアプリを通じて飛行計画を入力する。そのアプリを通じて中国のサーバーに情報が保存されるリスクがあるため中国製は採用しなかった」とかもめやの小野正人代表取締役社長は話す。