全1263文字
PR

 第一生命ホールディングスとディー・エヌ・エー(DeNA)がヘルスケア領域などでの業務提携を発表した。第1弾として、2021年秋にも2つの女性向けサービスをリリースする方針だ。2023年度までに300万ユーザーの獲得を目指す。それだけなく、社会課題の解決を目的に中長期での協業を視野に入れているという。

 「コロナ禍によってリアルで接点を持つのが難しいなか、継続的な接点にしていきたい」。第一生命保険 営業企画部QOLサービス企画課ラインマネジャーの松井優太氏は、このように語る。同社は主力である生命保険から、資産形成や健康・医療、さらにコミュニティー活性化などの「つながり・絆」といった領域に事業拡大することを掲げている。こうした領域では、契約や保険金支払いなど顧客接点が限られる生命保険に比べて、継続的な関係構築が鍵を握る。

 そこで2つのサービスを投入する。1つが、女性向けのコミュニティーサービス「ハレトケ」だ。さまざまな情報コンテンツを発信するほか、行動を後押しする特典などを提供していく。将来的には、ユーザー同士のコミュニティー作りを促す仕組みも追加する方針だ。

 もう1つが、ダイエット支援アプリの「カラダモ」である。運動と食事を連動させてサポートするほか、推奨する行動が重要な理由などを提示することでユーザーの納得感を醸成し、行動変容につなげることを狙う。

 第一生命は、健康増進アプリ「健康第一」をはじめ、認知症保険に認知機能チェックサービスを盛り込むなど、以前からデジタル技術を活用したヘルスケアサービスに力を注いできた。カラダモも同じヘルスケア領域のサービスだが、ユーザー層の重なりは限られており、すみ分けは可能とみている。

 今回リリースする2つの女性向けサービスは原則、オンラインで提供するが、約4万5000人に上る営業担当者「生涯設計デザイナー」を巻き込み、OMO(Online Merges with Offline)型サービスに拡充させる可能性もありそうだ。

第一生命ホールディングスとディー・エヌ・エーの業務提携内容
第一生命ホールディングスとディー・エヌ・エーの業務提携内容
(出所:第一生命ホールディングス)
[画像のクリックで拡大表示]