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 全日本空輸(ANA)グループで空港内ショップの運営を手掛けるANA FESTAは2021年8月27日、羽田空港の第2ターミナル地下1階に土産物などを扱う無人決済店舗「ANA FESTA GO羽田B1フロア店」を開店した。ANA FESTAとしては初の無人決済店舗だ。

羽田空港第2ターミナル地下1階にオープンした無人決済店舗「ANA FESTA GO羽田B1フロア店」
羽田空港第2ターミナル地下1階にオープンした無人決済店舗「ANA FESTA GO羽田B1フロア店」
(撮影:日経クロステック)
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 無人決済を支えるシステムには、JR東日本関連会社であるTOUCH TO GO(TTG)が開発・販売する仕組みを導入した。客が顔写真などを事前登録する必要がない点や、実店舗での稼働実績を評価したという。

店舗運営人数を3分の1に削減

 新たにオープンしたANA FESTA GOでは、店舗で欲しい商品を手に取り、出口にある決済端末の前でクレジットカードや電子マネーなどで決済するだけで買い物が終わる。レジカウンターで商品を読み取る手間がないため、客はレジに並ぶ時間やレジでの精算時間を省けるメリットがある。

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 「密を避ける意義も大きく、飛行機の搭乗時間が迫っているなかでも買い物をしやすい」。ANA FESTAの牛尾隆之東日本支店長は新型コロナ禍における空港店舗ならではのメリットをこう付け加える。

 もちろん運営側にもメリットがある。42平方メートルほどある今回の店舗を運営する場合、通常では1日当たり9人の店員が要る。「3人×3交代」という計算だ。

 これに対し新店舗の場合、品出しなどのバックヤード業務を担うスタッフはいるものの、顧客向けの店舗スペースは通常無人で運営するため、店員1人で店舗を運営できるという。「1人×3交代」で合計3人という計算だ。ANA FESTAの牛尾東日本支店長は「空港利用客が減るなかでも店舗を運営していける」と期待を寄せる。