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 ドイツContinental(コンチネンタル)からの分社化を2021年9月に控えた同Vitesco Technologies(ヴィテスコ・テクノロジーズ)は、欧州連合(EU)による35年までのエンジン車販売禁止の方針を受けて、エンジン部品の新規開発停止を前倒しする。同社CEO(最高経営責任者)のAndreas Wolf(アンドレス・ウォルフ)氏が日経クロステックなどの取材で明かした(図1)。

図1 Vitesco TechnologiesでCEOを務めるAndreas Wolf氏
図1 Vitesco TechnologiesでCEOを務めるAndreas Wolf氏
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 ウォルフ氏は「新世代のエンジン部品を開発するのは、25年が最後の年になるかもしれない」と、従来計画から5年程度の前倒しを示唆した。コンチネンタルは19年、エンジン部品の新規開発を30年までにやめる方針を公表していた。なおエンジン部品の生産終了時期は30年以降になりそうで、顧客の要望を踏まえながら撤退していく。

 エンジン部品の開発では、欧州の次期排ガス規制「Euro 7」への対応も大きなテーマとなっている。ウォルフ氏は、EUで35年エンジン車廃止規制が提案され、Euro 7への対応も26年か27年と早まりそうなことから「Euro 7に対する懐疑的な声がある」と明かす。同氏は個人的な推測と前置きしながらも「Euro 7がなくなる可能性もある」とみる。