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 宅配最大手のヤマト運輸は2021年8月30日から9月3日まで、データサイエンティストの育成イベント「データコンペティション」を開催した。同社の人材採用活動の一環で、統計学や機械学習によるデータ解析の経験を持つ学生など数十人がオンラインで参加。2~3人で1チームをつくり、5日間にわたってデータ分析の腕を競い合った。

「データコンペティション」3日目には中間発表を実施
「データコンペティション」3日目には中間発表を実施
(画像提供:ヤマト運輸)
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 今回のイベントのポイントは「配送荷物量を予測する」という、ヤマトのビジネスに直結する実践的なテーマを掲げた点だ。同社で実際のデータサイエンティストらが各参加チームのメンターを務め、物流データ分析に日々携わっている立場からアドバイスした。

 最終日には執行役員デジタル機能本部デジタルデータ戦略担当の中林紀彦氏が各チームの成果について講評した。同氏は日本IBM出身で、オプトホールディング(現デジタルホールディングス)のデータサイエンスラボの副所長、SOMPOホールディングスのチーフ・データサイエンティストを務めた経験を持つ。ユーザー企業のデータ活用を長年支援してきた代表的なデータサイエンティストの1人だ。

 中林氏は各チームの成果だけでなく作業経過もオンラインで確認していたという。「技術中心でがんがん作業を進めていくチームと、ビジネスの状況を認識しながら分析するチームがあった。(企業におけるデータ活用では)後者のように実際のビジネスの現場やオペレーションを考慮しながら(特定の状況と関連があると考えられるデータである)特徴量を探っていくことがとても重要だ」と語った。

最終日の特別賞受賞チームとヤマト運輸の中林紀彦執行役員(右下)
最終日の特別賞受賞チームとヤマト運輸の中林紀彦執行役員(右下)
(画像提供:ヤマト運輸)
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