全1154文字
PR

 NECは2021年9月9日、顧客企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)支援事業を強化すると発表した。同社が「コアDX事業」と呼ぶ企業向けのDX支援事業において、2025年度に売上収益(売上高に相当)で5700億円、調整後営業利益率で13%を目指し、2021年5月に発表した中期経営計画の達成に向けた成長事業の一つとして注力する。

 コアDX事業には、コンサルティングから実装までの一貫提供や、ICT分野の共通基盤技術、クラウドやオンプレミスの組み合わせによるハイブリッドITなどが含まれる。NEC自身のDXやこれまで顧客企業に提供してきたDX支援の実績を基に体系化した。

DXへの取り組み強化の概要
DXへの取り組み強化の概要
(出所:NEC)
[画像のクリックで拡大表示]

 森田隆之社長兼CEO(最高経営責任者)は「当社の全ての事業がDXに関わる。DXの知見や業種ノウハウ、研究所のコア技術を集約し、顧客のDXを強力にサポートする」と意気込む。