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 「こんなときにもしも秘書がいてくれたら」。仕事と家事に追われて息つく暇もない毎日を送る親なら、こう考えたことがあるだろう。パナソニック子会社の米Yohana(ヨハナ)が提供する「Yohana Membership」は、そんな願いを、安価に、手軽にかなえられるパーソナルアシスタントサービスだ。月額149ドル(1ドル=109円換算で約1万6200円)の利用料金で、仕事と家事を両立する親や保護者などのタスクを本人に代わって管理・処理する。利用者が無制限にタスクを依頼できる「サブスクリプション(定額課金、サブスク)」だ。手始めに米国シアトルで2021年9月9日(米国時間)からサービスを開始した。

「Yohanaアプリ」
「Yohanaアプリ」
利用者がYo アシスタントと連絡を取り合い、タスクを進めていくためのアプリケーション。(出所:パナソニック)
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 利用者はスマートフォンに「Yohanaアプリ」をダウンロード。そのチャット機能で「Yoアシスタント」と呼ばれる担当者(実在する人間)に子どもの習い事や自分の用事、家のメンテナンスといったタスクの管理・処理について相談する。Yoアシスタントは相談内容に応じてさまざまな分野の専門家や専任リサーチャーなどの人材ネットワークを活用し、タスクをこなす手配を行う。利用者は、Yoアシスタントが手配した専門家からタスク処理に関する支援・助言を受けられる。

 予定管理など日常業務を支援するパーソナルアシスタントサービスとしては、米アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)の「Alexa」や米Google(グーグル)の「Google Assistant」などが挙げられる。これらのサービスは利用者とのやり取りにAI(人工知能)技術を利用し、人間の相談役はいない。そのため、実行できるタスクも簡単な質問への回答、住宅設備や家電の操作などに限られる。

 これに対してYohana MembershipはAIではなく、実在する人間のYoアシスタントが利用者とやり取りして相談に乗るので、AIでは困難なきめ細かな対応が可能になる。Yohana MembershipではAI技術をデータ分析に適用しており、Yoアシスタントが完了したタスクから利用者好みの提案ができるようになる仕組みを取り入れているという。ヨハナはAIと人間の共同作業で利用者を支援するわけだ。