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 ドイツBMWの日本法人ビー・エム・ダブリュー(東京・千代田)は、2021年第4四半期に日本での正式発表を予定している新型電気自動車(EV)「iX」を報道陣に披露した(図1)。同車は、BMWが「Vision iNEXT」で描いてきたビジョンを具現化した車両。「自動車の将来を見据えた画期的な世代の最初のモデル」と同社は位置付けている。

図1 ビー・エム・ダブリューが報道陣に披露した新型EV「iX」
図1 ビー・エム・ダブリューが報道陣に披露した新型EV「iX」
(撮影:日経クロステック)
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 当初からEVとして開発を進めてきたモデルで、持続可能性にも注力している。例えば、前後車軸に配した2つの永久磁石型同期モーターでは、レアアースを使わない。

 目標とする電費についても、WLTP複合モードにおける100km当たりの消費電力は21kWh未満と、「iXが属するセグメントの中では著しく低い数値」(同社)に設定。搭載する電池容量を100kWh以上とした場合、満充電時の走行距離(WLTP)を600km超にできるレベルという。

 ちなみに、iXの初期生産モデル「iXローンチ・エディション」では、xDrive40と同50のモデルがあり、電池容量は前者が76.6kWh、後者が111.5kWhとなっている。モーターやパワーエレクトロニクス、充電技術、高電圧電池などから成る第5世代の「eDrive」技術を投入することで、同目標値の実現を目指す。

 利便性向上のために、最大200kWの直流急速充電にも対応する。これにより、残量10%から80%までの急速充電時間を40分以内に短縮。「10分以内の充電で120km以上の走行距離に匹敵するエネルギーを蓄えられる」(同社)。出力11kWのウオールボックスを使う場合は、11時間以内で満充電可能とする。