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 あいおいニッセイ同和損害保険が2021年8月6日、タクシーアプリ「GO」などを手掛けるMobility Technologies(MoT)との資本業務提携を明らかにした。新しい保険商品の開発や両社が保有するデータの相互活用に取り組む方針だ。出資額は非公表だが、テレマティクス保険大手を傘下に持つ英Box Innovation Group(BIG)の買収に次ぐ規模だという。タクシー配車や決済基盤を抱えるMoTと組むことで、自動運転やスーパーシティー分野で確固たるポジションを築くことを狙う。

あいおいニッセイ同和損害保険とMobility Technologiesによる提携の概要
あいおいニッセイ同和損害保険とMobility Technologiesによる提携の概要
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 「スーパーシティーや自動運転社会が到来するのは間違いない。そのとき、地域を変える一員になっていたい」。あいおいニッセイ同和損保 テレマティクス・モビリティサービス事業開発部CASE企画開発室の担当次長である富樫伸年氏は、このように語る。

 同社は長らくテレマティクス保険に力を入れてきた。通算販売件数は2021年5月末時点で76万件。昨今は、群馬大学発のスタートアップ企業である日本モビリティと資本業務提携し、無人移動サービスの社会実装を共同で進めており、2021年2月には自動運転大型バスの実証実験などにも着手している。

 MoTが提供するGOには、全国で約22万台あるとされるタクシーの約半数が参画している。「自動運転になっても、配車や決済といったプロセスは今と変わらない。この分野の仕組みを抱えているMoTは、有力なプラットフォーマーだ」と、富樫氏は話す。