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メガソーラー導入量は14GW超

 発送電分離が行われているカリフォルニア州では、送電系統の運用・需給バランスの管理は電力会社ではなく独立した非営利組織であるCAISOが担っていて、その供給量は同州電力需要の約80%に達する。

 CAISOの先月8月1日付けのデータによると、CAISO管理下の電力系統上で稼働しているメガソーラーは計1万4276MW (14.2GW)で、CAISO系統内で稼働している再エネの57.6%もの割合を占める。ちなみに、風力は全体の28.6%で、太陽光発電の半分となっている(図2)。

図2●CAISO管内における再エネ電源別の設置導入量
図2●CAISO管内における再エネ電源別の設置導入量
(注:単位はMW)( 出所:CAISO)
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 2020年の太陽光を対象とした出力抑制量は、CAISOにより抑制された総発電量の94%も占めた。 太陽光への出力抑制量が際立って高くなっている理由は、需要と供給のミスマッチが背景にある。