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 「モーションコントロールセグメントやロボットセグメントを中心に旺盛な需要をとらえ、前年同期に対して大幅な増収。営業利益も前年同期に対して大きく増加した」

 安川電機代表取締役社長の小笠原浩氏は同社の2022年2月期第2四半期(21年3月1日〜8月31日)の業績について、21年10月8日に開かれた記者会見でこう語った。売上収益(売上高)は前年同期の約1.3倍の2399億円、営業利益は同じく約2.0倍の269億円だった。22年2月期(21年3月1日〜22年2月28日)の業績予想も上方修正。物流費や原材料費の値上がり、半導体の供給不足などの影響に対する懸念はあるものの、売上収益は前期同期の約1.2倍の4850億円、営業利益は同じく約2.1倍の580億円を見込む。

(出所:安川電機)
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 けん引したのは主要製品であるACサーボモーターやコントローラー、インバーターなどのモーションコントロール事業とロボット事業だ。モーションコントロール事業の第2四半期の売上収益は前年同期比約1.4倍の1165億円、営業利益が前年同期比約1.6倍の197億円。ロボット事業の売上収益は前年同期比約1.3倍の864億円、営業利益は前年同期比約2.8倍の70億円だった。

(出所:安川電機)
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 ACサーボモーターとコントローラー事業の販売が好調だった理由として小笠原氏は、グローバルで半導体と電子部品の需要が高い水準で推移し、中国でスマートフォンや5G関連の需要が増加した点に言及。リチウムイオン2次電池や太陽光発電パネルといった新エネルギー関連分野で積極的な設備投資が行われた点も挙げた。

 インバーター事業は、グローバルな市況回復に加えて、中国でクレーンなどのインフラ需要の拡大から売上収益が増加したとの見解を示した。

 ロボット事業は、主要市場である自動車産業で生産設備の自動化が進むのに伴って積極的に設備投資が行われたほか、電気自動車(EV)やバッテリー関連の需要が増加した点を売上収益増加の理由として挙げた。