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 パナソニックは2021年10月25日、電池事業を手掛けるエナジー社の今後の方針を説明する合同取材会を開催した。エナジー社の社長・CEOの只信一生氏は、車載電池事業について、無理をしてシェアは追わず、米Tesla(テスラ)を第一優先に取り組む姿勢を示した。

エナジー社の社長・CEOの只信一生氏
エナジー社の社長・CEOの只信一生氏
(写真:日経クロステック)

 車載電池事業の大部分を占めるテスラとの関係について「(テスラとは)かなり緊密なパートナーシップを結んで事業を行っている。(テスラが2020年9月に開催した『Battery Day』で公表した直径46mm、長さ80mmの円筒形電池である)4680は、テスラと共に開発を進めている。こうしたことから考えても、今後、テスラとの関係が強まることはあっても、弱まることはない」とした。

 海外で報道があった米Apple(アップル)からの電池製造の打診については、「様々な可能性があることは否定しないが、(そういう打診があったことについては)この場で答えることは難しい。エナジー社としては、電気自動車(EV)の変化に対する期待値は大きく、様々な検討はしている」と、否定はしなかった。

 一方で、アップルとの提携を含めて、今後の方針として「(エナジー社の車載電池での)主軸はテスラであり、リソースを分散して本来やるべき仕事が遅延しないように配慮しながら事業運営をしていく」とした。加えて、新たな電池工場の建設など、今後の投資については、「闇雲に投資をして、リソースが分散したり、あまりお役立ちができにくいところに手を出していったりすることは考えていない。得意なところに対して商品を作り込んでいく」と語った。