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 車両前方に各種運転情報を投影するHUD(ヘッド・アップ・ディスプレー)で、2017年参入の後発組となるパナソニックが存在感を高めている()。最近、トヨタ自動車は小型車3車種にパナソニック製HUDを採用した。HUD世界市場では、最大手の日本精機のほか、デンソーやドイツContinental(コンチネンタル)が大きなシェアを握る。パナソニックは民生機器で培った光学技術を武器に3社を猛追する。

表 パナソニックが公表している同社製HUDの搭載車種
表 パナソニックが公表している同社製HUDの搭載車種
同社は21年9月にトヨタの3車種に採用されたことを発表した。(パナソニックの発表資料を基に日経Automotiveが作成)
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 HUDを搭載することで、運転者は視点の移動を減らせ、より安全に運転できるようになる。今回、トヨタが採用したパナソニック製HUDは、フロントウインドーに画面を映し出すウインドーシールド型と呼ばれるもの(図1)。

 パナソニックはこれまで、日系メーカーを中心に供給車種を増やしてきた。今回、トヨタは小型車「ヤリス」、小型SUV(多目的スポーツ車)「ヤリスクロス」、小型HEV(ハイブリッド車)「アクア」で、パナソニック製のHUDを採用した(図2)。

 同社はHUDの小型化や映像の高画質化に、デジタルカメラやテレビなどで培った技術を生かしてきた。トヨタ向けではHUDの部品を共通化してコストを抑えた。

図1 トヨタ自動車の小型HEV「アクア」が採用したパナソニックのHUD
図1 トヨタ自動車の小型HEV「アクア」が採用したパナソニックのHUD
フロントウインドーに画面を投影するウインドーシールド型。走行速度やシフトポジションなどの情報を表示する。HUDの投影部はメーターディスプレーの前方に組み込む。(a)はアクアのインストルメントパネル。(b)はアクアが搭載するHUDの表示部。(c)は同HUDの投影部。〔写真:(a)、(b)はトヨタ自動車、(c)は日経Automotiveが撮影〕
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図2 パナソニック製のHUDを採用したトヨタの小型HEV「アクア」
図2 パナソニック製のHUDを採用したトヨタの小型HEV「アクア」
最上位グレードの「Z」にメーカーオプションとして設定する。「ヤリス」と「ヤリスクロス」も同様で、採用するのは最上位グレードのみ。(写真:トヨタ自動車)
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