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 転職情報サイト「doda(デューダ)」などを運営するパーソルキャリアが、転職支援システムのデータベース(DB)をハイブリッドクラウドに移行した。日本オラクルのクラウドを採用し、オンプレミスのクラウド環境も日本オラクルが運用する。パブリッククラウドでは2021年4月からDR(災害復旧)系を運用し始め、2022年10月には稼働系も移行する。

 パーソルキャリアは従来、dodaのDBをオンプレミスのDB専用機「Oracle Exadata」で運用してきた。このExadataハードウエアのサポート終了が近づいていたことから、2019年11月にDB稼働環境の移行を検討し始めた。

 パーソルキャリアのITインフラを管理するIT基盤グループは、オンプレミスで運用するExadataはディスク容量の拡張に手間と時間がかかるため、転職支援システムのデータ量が増え続ける中で、運用に負荷がかかっていることが課題だと認識していた。そこで移行先としてクラウドを考えた。

DB専用機「Exadata」。写真は最新モデルでパーソルキャリアが利用していたモデルとは異なる。
DB専用機「Exadata」。写真は最新モデルでパーソルキャリアが利用していたモデルとは異なる。
(出所:日本オラクル)
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 日本オラクルのパブリッククラウドである「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」には、Exadataのサービスである「Oracle Exadata Cloud Service」がある。これならば従来と同じExadataが利用できる一方で、運用の手間は軽減される。しかし同社にとっての基幹系である転職支援システムの稼働系のDBを、いきなりパブリッククラウドに移行するのはリスクが高いと考えた。

 そこでパーソルキャリアは、DR系はOracle Exadata Cloud Serviceに移行する一方で、稼働系についてはオンプレミスにある「Oracle Exadata Cloud@Customer」へ移行する構成を選択した。Exadata Cloud@Customerは、Exadataのハードウエアはオンプレミスにあるが、運用は日本オラクル側が担うサービスだ。

DR系でパブリッククラウドの運用ノウハウを蓄積

 これまでもパーソルキャリアは開発環境や性能検証環境にOracle Exadata Cloud@Customerを使ってきた。開発・検証で使ってきた実績のある環境で稼働系を動かす。開発・検証環境は、パブリッククラウドのOracle Exadata Cloud Serviceと、Exadataを使わない「Oracle Database Cloud」に移行した。