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揚水発電とのハイブリッド

 同社の最高経営責任者(CEO)を務めるカーティス・ヴァンワレグヘム氏は、「(同社の技術は)米国とドイツで100M〜300MWの規模で40年以上運用されている圧縮空気(技術)を基本にしていますが、『A-CAES』と呼ばれる次世代型CAESは、圧縮空気による発電と揚水発電のハイブリッド(併用)になります。揚水発電や従来の圧縮空気発電とは異なり、より簡単に許可・建設できるコンパクトな設備のため、グリッド上に柔軟に配置できる利点があります。化学反応による蓄電池と比較しても低コストで長寿命です」と、同社の技術を説明する。

 さらに、ヴァンワレグヘム氏によると、同社は、カナダのトロント島で2015年に断熱圧縮空気蓄電システムの実証プロジェクトを完了しており、2019年にカナダのゴドリッチで最初の商業プロジェクトを既に稼働させている(図2)。

図2●ハイドロストアが開発したカナダにおける断熱圧縮空気蓄電システムの実証プロジェクト
図2●ハイドロストアが開発したカナダにおける断熱圧縮空気蓄電システムの実証プロジェクト
(出所:Hydrostor Inc.)
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