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 英国ブリストル大学発のスタートアップUltraleap(ウルトラリープ)が開発した、非接触の操作に触感を与えるデバイスの販売が伸びている。非接触のハプティクスデバイスで、センサーで認識した手などに超音波を当てて触感をつくり出す。利用者は触感により、空中での操作が機能したと直感的に理解できる。車載機器や仮想現実(VR)向けでさらなる拡販を見込む。

Ultraleapが開発した超音波で触覚を再現するデバイス
Ultraleapが開発した超音波で触覚を再現するデバイス
デバイスの上に手をかざすと風が手に当たったような感覚がある。手の動きに合わせてデバイスが光る仕様。(出所:日経クロステック)
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 専門商社でUltraleapの国内総代理店のコーンズテクノロジー(東京・港)が「第5回 自動運転EXPO」(2022年1月19~21日、東京ビッグサイト)で同デバイスを披露した。デバイスは手の動きや形を認識するハンドトラッキングセンサーと、超音波スピーカー、超音波を出すタイミングや場所を制御するソフトウエアなどから成る。

 Ultraleapが開発したハンドトラッキングセンサーは、2眼のカメラと独自のアルゴリズムにより、手の指や腕を検出する。空中でのタップ操作やスワイプ操作、グー、チョキ、パーなど手の形を認識できる。最大検出距離は75cmで、視野角は水平・垂直それぞれ170°と範囲が広い。

 ハンドトラッキングセンサーで捉えた手に触覚を与えるのが、平面に敷き詰めた多数の超音波スピーカーだ。現在は村田製作所製の振動数40kHzの超音波スピーカーを採用している。超音波を1点に集約させ、特定の位置に風が当たったような触感をつくり出せる。

デバイスの内部に敷き詰められた超音波スピーカー
デバイスの内部に敷き詰められた超音波スピーカー
1個のスピーカーの大きさは直径1cm程度。(出所:日経クロステック)
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