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大口顧客向け再エネ目標達成プログラム

 2021年12月にアイダホパワーは、アイダホ公益事業委員会(IPUC)に、メタを含めた顧客が利用できるクリーン・エネルギー・オプションを拡大するプログラムを申請した。

 このプログラムは、特に持続可能性の目標を設定している企業顧客に対応するものである。「クリーン・エネルギー・ユア・ウェイ(Clean Energy Your Way)」と呼ばれ、20MWを超える電力を消費する大口顧客とのパートナーシップとして、「建設オプション」が含まれている。

 これは、大口顧客がアイダホパワーと協力して新しい再エネ発電所を開発するもので、再エネのテクノロジー(太陽光発電、風力発電など)、サイズ、場所などを協議のうえで選択する。新規の再エネ発電所は、アイダホパワーの系統網に接続されるという決まりがあり、顧客が持続可能性の目標を達成するのと同時に、電力会社も自社の再エネ目標を達成するためのステップとなっている。

 メタは、地域独占電力会社の提供するこのプログラムに参加する最初の企業となる。今後、両社はメガソーラー(大規模太陽光発電所)などを選択肢に大規模な再エネ開発に連携して取り組む。

 メタは既に電力規制下の米ニューメキシコ州でも、地域独占電力会社とパートナーシップを組み180MWのメガソーラーと216MWの大規模な風力発電設備を同社のデータセンター用に開発した。電力会社とのパートナーシップのもと建設されたこれらの再エネ発電所により、メタはニューメキシコ州のデータセンターを再エネ100%で運営している(図3)。

図3●メタがニューメキシコ州で開発した データセンターとそれに隣接するメガソーラー
図3●メタがニューメキシコ州で開発した データセンターとそれに隣接するメガソーラー
(出所:Meta Platforms)
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