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 米国カリフォルニア(加)州で、自動運転タクシー(ロボタクシー)やライドシェア(相乗り)の商業サービスを始める準備が整った。同州公益事業委員会(CPUC : California Public Utilities Commission)は、米Waymo(ウェイモ)と、米General Motors(GM)の自動運転子会社の米Cruise(クルーズ)に対して、自動運転の挙動を監視し、問題がある場合に緊急停止などを行うセーフティードライバーが同乗した自動運転車による有料の移動サービス(タクシーやライドシェア)を提供する認可(「Drivered Deployment」)を与えた。2022年2月28日(米国時間)に明らかにした。CPUCが同認可を与えたのは初めてである。

 既にウェイモとクルーズは、加州車両管理局(DMV)から自動運転車による商業サービスの認可を21年9月に得ている。特定の地域に限られるものの、今回のCPUCからの認可も得たことで、セーフティードライバーが同乗する形での有償の自動運転タクシーサービスを両社ともに実施できるようになった。

 具体的には、同年2月28日時点でクルーズは、サンフランシスコの指定されたエリアの公道で、午後10時から次の日の午前6時まで、時速30マイルまでの速度で、セーフティードライバー同乗の自動運転タクシーを有料で提供できる。ウェイモの場合はより広範で、サンフランシスコとサンマテオの指定されたエリアの公道において、昼夜を問わずに時速65マイルまでの速度で、安全ドライバー同乗の自動運転タクシーを有料で提供できるという。なお、両社とも、濃霧や大雨の状況での操業は認可されていない。

サンフランシスコを走行中のウェイモの車両
サンフランシスコを走行中のウェイモの車両
(撮影:日経クロステック)
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