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 ホンダは2022年5月27日、中型ミニバン「ステップワゴン」を約7年ぶりに全面改良して発売した。シンプルな外観デザインに一新したほか、ホンダ車で最大の車内空間や使い勝手の良さ、走行時の安全性など中型ミニバンに求められる基本機能の向上を追求した(図1)。

ステップワゴン
図1 中型ミニバンの新型「ステップワゴン」
部品不足の中で先行受注は好調だ。納期はハイブリッド車(HEV)が約5カ月、ガソリン車は約4カ月となっている。(撮影:日経Automotive)
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 新型ステップワゴン(以下、新型車)の競合車はトヨタ自動車の「ノア/ヴォクシー」、日産自動車の「セレナ」などである。先代ステップワゴン(以下、先代車)の21年度(21年4月~22年3月)の累計販売台数は約3万3000台。これに対してトヨタのヴォクシーは約5万8000台、日産のセレナが約5万7000台となっており、先代車は競合車の後塵を拝していた。

 5月26日に開いた新型車の発表会で、ホンダ執行役常務で日本本部長の安部典明氏は、「今回の新型車を武器に日本の中型ミニバン市場で反転攻勢をかけ、シェア(市場占有率)奪還を目指す」と宣言した(図2)。

安部典明氏
図2 ホンダ執行役常務日本本部長の安部典明氏
「今回の新型車を武器に日本の中型ミニバン市場で反転攻勢をかける」と宣言した。(撮影:日経Automotive)
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60%以上のHEV販売比率を目指す

 新型車の月間販売目標は5000台である。他のホンダ車と同様、新型車も車載半導体を含む部品不足の影響を受けているが、安部氏は「安定生産に向けて、グローバルでの部品の確保に全力を挙げる」と強調した。

 また、新型車には先代車と同様、ガソリンエンジン車とハイブリッド車(HEV)を設定した。ガソリン車には排気量1.5Lの直噴過給エンジン、HEVには2モーター式ハイブリッド機構「e:HEV」を搭載する。先代車ではHEVの販売比率が37%程度にとどまっていたが、「新型車では60%以上に高める」(安部氏)計画である。