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 新型RXのプラットフォーム(PF)は、トヨタの車両開発手法「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」に基づいて開発した中型FF(前部エンジン、前輪駆動)車向けの「GA-K」である。NXやトヨタのSUV「RAV4」など幅広い車種で使うPFだが、「RXではGA-Kを改良したものを採用した」(大野氏)。

 GA-Kを改良したのは、後輪側に新規開発したマルチリンク式サスペンションを搭載するためだ。同サスペンションは、ショックアブソーバーの配置を見直したり、サスペンションメンバーのマウントブシュ特性を改善したりした。これにより、発進・加速時の車両姿勢変化を抑えるとともに、走行時の車両の振動を抑制しているという。

 新たに開発したPFのリア側は、ねじり剛性の高い骨格配置を採用することで、サスペンションからの入力を受け止められるようにした。リアのサスペンションおよびサスペンションメンバーの取り付け部は着力点剛性を高めた。

 車両質量は現時点で未公表ながら、先代RXから90kgの軽量化を達成している。センターピラーは、「世界初」(トヨタ)となる2.0GPa級のホットスタンプ(超高張力鋼板の熱間プレス材)を採用した。NXのセンターピラーは1.5GPa級のホットスタンプだった。90kgの軽量化にはこのほか、フロントフェンダーのアルミニウム(Al)合金化などが寄与した。

2.0GPa級のホットスタンプを採用
2.0GPa級のホットスタンプを採用
新型RXのセンターピラーに使う。(画像:トヨタ自動車)
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