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米店舗の9割に太陽光パネル

 イケアは、世界32カ国に389店舗を構えており、世界的に2025年までにエネルギー効率を高めながら、100%再生可能エネルギーで事業を運営するという目標を掲げている。その目標達成の1つの手段として、太陽光発電への投資を大きく拡大している。実際、米国イケアの店舗の90%に当たる54店舗の屋根上に太陽光発電システムが既に導入済みである(図2)。

図2●米国イケア店舗に設置された屋根置き太陽光発電システム
図2●米国イケア店舗に設置された屋根置き太陽光発電システム
(出所:IKEA U.S.)
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 さらに、昨年2月、イケアは、米メリーランド州ボルティモアの店舗に同社最初のソーラーカーポート(太陽光発電が搭載された駐車場屋根)を導入したことを発表した。その他のメリーランド州とカリフォルニア州の店舗でさらに7つのソーラーカーポートが導入される(図3)。

図3●米国イケア店舗の駐車場に導入されたソーラーカーポート
図3●米国イケア店舗の駐車場に導入されたソーラーカーポート
(出所:IKEA U.S.)
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 これらの8つのソーラープロジェクトが完了すると、年間発電量は約10.7 GWhに達する。さらに、 8つのプロジェクトのうち、5つには、総容量が約5 MWhものエネルギー貯蔵システム(ESS)が含まれており、 この大型貯蔵システムにより、日中に余剰となった太陽光発電電力を貯めておき、小売店舗では日没後や雨天時でも必要なときにクリーンなエネルギーを利用できるようになる。

 イケアが投資しているのは、屋根置きの分散型発電だけではない。イケアのフランチャイズシステムの戦略的パートナーであるスウェーデンのインカグループ(Ingka Group)は、米ユタ州とテキサス州にある計403MWの設備出力を持つ2つのメガソーラー(大規模太陽光発電所)にも投資している。