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第三者機関による試験結果を証拠として提出

 EH-NA0Gの広告には「高浸透ナノイーで髪へのうるおい、1.9倍」、「髪を守るキューティクルの密着性を高めるミネラルマイナスイオン発生量2倍」、「お気に入りのヘアカラーや白髪染めが長もちしやすく」などと記載されている。

 ダイソンは、広告に表示された効果をナノイーが持たないことを証明するために第三者機関による試験を実施。その試験結果を、パナソニックの広告表示が不正競争防止法に違反するという主張を裏付ける証拠として提出したという。

ダイソン創業者のジェームズ・ダイソン(James Dyson)氏
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ダイソン創業者のジェームズ・ダイソン(James Dyson)氏
同社のヘアドライヤーを手に搭載した技術を説明した。2017年2月にシンガポールの研究開発拠点で撮影。(写真:日経クロステック)

 これまでダイソンは、同業他社が消費者に対する虚偽表示や誤解を招く表示を行っていた場合には、異議を申し立ててきた。今回のヘアドライヤーの件でも、「パナソニックの代表者に直接懸念を伝えてきたが、解決に至らなかったため、法的措置を選択」したとダイソンは主張している。

 ナノイーについてはウイルスの不活化や殺菌の効果もあるとパナソニックは説明するが、その効果を疑問視する声も他の日本メーカーなどから上がっていた。

 パナソニックは「訴状が届いていないためコメントは差し控える」と複数のメディアに回答している。