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 2022年6月23日、トヨタ自動車(以下、トヨタ)とSUBARUがそろってリコールを届け出た。対象は、新型電気自動車(EV)の“兄弟車”であるトヨタの「bZ4X」とSUBARUの「ソルテラ」。共に同年5月12日に発売された。

リコールとなったbZ4X
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リコールとなったbZ4X
ホイールを締結するハブボルトに不具合が見つかった。(出所:国土交通省の資料とトヨタの写真を基に日経クロステックが作成)

 不具合が見つかったのは、ホイールを締結するハブボルト。ハブボルト締結は、車体側の部品であるハブにめねじを切り、そのめねじにハブボルトをねじ込むことでホイールを固定する方式だ。1つのハブに対して5本のハブボルトを締結に使っている。急旋回や急制動によって繰り返し荷重がかかると、ハブボルトが緩む可能性があるという。そのまま走行を続けると異音が発生し、最悪のケースではタイヤが脱落する危険性がある。

ハブボルト
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ハブボルト
緩む可能性があり、異音の発生やタイヤの脱落に至る可能性がある。(画像:トヨタのbZ4Xのパンフレット)

 実は、このハブボルト締結はトヨタにとって設計の「変更点」だ。