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 NECは、センサーなどを使って収集した生産現場のデータを分析して、各種アプリケーションで利用しやすいように加工できるIoT(Internet of Things)プラットフォーム「NEC Industrial IoT Platform」を、「第34回設計・製造ソリューション展」(2022年6月22日~24日、東京ビッグサイト)に出展した(図1、2)。

図1 「第34回設計・製造ソリューション展」のNECのブース
図1 「第34回設計・製造ソリューション展」のNECのブース
(写真:日経クロステック)
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図2 NEC Industrial IoT Platformの構成イメージ
図2 NEC Industrial IoT Platformの構成イメージ
IoTを活用して収集した生産現場のデータを分析・見える化。変化点を抽出して作業の遅れが出やすい工程や作業員が分かるようにするなど、各種アプリケーションで利用しやすいように加工できる。(出所:NEC)
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 オプションのアプリケーションである「ものづくりDX改善ガイド」を組み合わせると、ユーザーは自ら手軽に、同プラットフォームで収集したデータを基に「段取り・調整ロス」や「速度低下ロス」「チョコ停ロス」などの改善方向性や手順、ノウハウをつかむことができる。ものづくりDX改善ガイドは2022年度下期(2022年10月〜2023年3月)にリリースする予定だ。

 IoTを導入して工作機械の稼働状況などのデータを収集している企業は少なくない。しかし、「活用する仕組みやプロセスが分からず、せっかく収集したデータを持て余しているという声をたびたび耳にする」(NEC)という。

 同社はこうした顧客への支援策としてコンサルティング業務も行ってきた。これに対して同プラットフォームは、顧客が自ら操作して自ら解決策を編み出せるツールだ。IoTで収集した「5M1Eデータ」*1を、アプリケーションが利用しやすい状態に加工する。現場作業を改善したり、スループットを向上したりできるアプリケーションを組み合わせれば、さらに踏み込んだデータ活用ができるようになる。

*1 5M1Eデータ:人(Man)、機械・設備(Machine)、方法(Method)、原料・材料(Material)、測定と検査(Measurement)、環境(Environment)に関するデータ。

 ものづくりDX改善ガイドは、同プラットフォームに組み込むアプリケーションの1つだ。IoTで収集したデータを基に、何を分析できるのか、どんな課題があり、その解決策は何か。顧客が自ら見つけ出す一連の作業を支援する。