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三菱電機が「東日本FAソリューションセンター」(東京・台東)をリニューアルした。同センターは、FA(ファクトリーオートメーション)のソリューション展示場やデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する施設から成る。全面改装した1階の展示エリアでは、デジタルツインとは何か、ロボットによる自動化がどのようなものか、をデモンストレーション機や映像で理解・体感できるようにした(図1、2)。2022年7月4日の再オープンを控えた同年6月30日、報道陣向けに公開した。
1階の展示エリアで最も目を引くのは、入り口付近にある「デジタルマニュファクチャリングエリア」だ。ロボットによって自動化したスマートウオッチの生産工程を模したデモを、FAに関するソフトウエアと併せて展示。周辺に設置したディスプレーで、デモ機のデジタルツインや、SCADA*1で見える化したデータなどを確認できる(図3、4)。
*1 SCADA:IoT(Internet of Things)で収集したデータを集約し、管理・見える化するシステム。
デモ機前に設置したディスプレーには、デモ機の3D映像と「AI(人工知能)による省エネ支援」「事後保全の効率化」といったキーワードが表示されている。任意のキーワードを選択すると、映像を中心としたそのキーワードに関する情報が表示される(図5)。