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 サイバーエージェント子会社で国内クラウドファンディング(CF)大手のマクアケは2022年9月16日、EC(電子商取引)事業を本格展開すると発表した。同社のCFサイト「Makuake」に備わっていた商品購入機能を切り出し、同日から独自のECサイト「Makuake STORE」として運営を始めた。CFに成功した人気商品を手軽に購入できるようにして新たな顧客層を開拓し、Makuake本体への送客を増やす狙いだ。

「欲しかったモノに偶然出会える買い物体験を」

 Makuakeでは基本的に、新商品をテスト販売したい企業などがプロジェクト(出品案件)実行者となって購入希望者を募り、販売目標金額に到達したら商品を送付するという流れである。同サイトではプロジェクト終了後に商品を購入できるが、商品を検索しにくい、一度に1つの商品しか決済できないなどの課題があった。

 一方のMakuake STOREでは、商品カテゴリーや「#気持ちがアガる」「#地域を応援」などのキーワードタグで横断的に検索できる。複数の商品をまとめて買えるようカート機能も追加した。有識者が商品選びの参考になる情報を紹介するオリジナル記事なども掲載している。

 当初購入できる商品数は1万2000点以上。いずれもMakuakeのプロジェクトで目標金額に達し、一般販売に至った商品という。ECサイトとしては後発となるが「購入者が商品の作り手のこだわりを感じられ、欲しかったモノに偶然出会えるような新しい買い物体験を提供する」(マクアケの坊垣佳奈取締役)ことで差異化を図る。

EC(電子商取引)サイト「Makuake STORE」刷新の狙いを説明するマクアケの坊垣佳奈取締役(左)と山下ゆかりビジネスサポート事業本部マネージャー
EC(電子商取引)サイト「Makuake STORE」刷新の狙いを説明するマクアケの坊垣佳奈取締役(左)と山下ゆかりビジネスサポート事業本部マネージャー
(写真:日経クロステック)
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