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IROS 2022のソニーGブース(写真:日経クロステック)
IROS 2022のソニーGブース(写真:日経クロステック)
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 2022年10月23日に開幕したロボティクス分野の著名な国際学会「IROS 2022」で大きな存在感を示していたのがソニーグループ(ソニーG)だ。最高位協賛社の「ダイヤモンドスポンサー」となり、他社よりも広いブースを設置。ソニーGのAI(人工知能)・ロボティクス分野の最新成果を惜しげもなく披露している。その狙いは、同分野のトップ人材獲得にある。

 例えば、ソニーGのR&Dセンターは、子ども型見守り介護ロボットや小型マニピュレーターロボット、手術シミュレーターなどを公開。ソニーAIは、「PlayStation」向けリアル・ドライビング・シミュレーター「グランツーリスモ」のレーシングAIエージェント「Gran Turismo Sophy(GT Sophy)」を展示した。米Sony Interactive Entertainment(ソニー・インタラクティブエンタテインメント、SIE)は、小型の人型ロボットを実際に動かして見せた。

IROS 2022でソニーGが披露した片腕型の小型マニピュレーターロボット。独自開発のアクチュエーターを搭載する(写真:日経クロステック)
IROS 2022でソニーGが披露した片腕型の小型マニピュレーターロボット。独自開発のアクチュエーターを搭載する(写真:日経クロステック)
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 IROSでの出展に力を注ぐのは、「AI・ロボティクス分野で、トップ中のトップ人材を採るため」(ソニーGの担当者)だ。中でも今回は、「強化学習」やフードテック向けロボティクスの優秀な人材を求めているという。

 人材獲得だけではなく、協業先を探る場としてもIROSを重視している。例えば、イメージセンサーなどを手掛けるソニーセミコンダクタソリューションズ(SSS)は、協業プログラム「SSUP(Sensing Solution University Collaboration Program)」を紹介した。同プログラムは、主にアカデミアを対象に、イメージセンサーなどを活用したセンシングソリューションで協力していくためのプログラムである。