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 カナダの太陽光パネル組み立てメーカーであるヘリエネ(Heliene)は、米ミネソタ州マウンテンアイロン市にある工場の拡大を祝うリボンカットセレモニーを10月28日に行った(図1)。同社は、2100 万米ドルを費やし、マウンテンアイロン市の「キャンパス」を 9万5000 平方フィートに拡大し、工場の年産能力を 150 MW から570 MWに拡大させた。ちなみに「キャンパス」とは、工場のほか、ショップや公園なども併設した地域共生型の事業所で、米企業などが志向しているオフィスコンセプトだ。

図1●ヘリエネの工場で製設備増強を祝うリボンカットセレモニー
図1●ヘリエネの工場で製設備増強を祝うリボンカットセレモニー
(出所:Heliene)
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 ヘリエネは2018年、国内製造業を保護するため、前トランプ政権が結晶シリコン系の太陽電池 (CSPV)の輸入製品に対して関税を課した後、米国に工場を設立した外国の太陽光関連会社の1社で、中国など太陽光パネル大手に比べると、企業規模は小さい。

 同社は、カナダのオンタリオ州のほか、米ミネソタ州とフロリダ州に工場を立地し、米国にある発電事業用太陽光発電所向けに太陽光パネルを製造する。

 さて、ヘリエネは前政権下、関税を回避するために米国内に工場を建てたが、この投資は、現在のバイデン政権下で高いリターンを生むかもしれない。