米太陽エネルギー産業協会(SEIA)が発表した最新のレポートによると、2022年第2四半期(4〜6月)末で、米リーディング企業が米国内で導入した太陽光発電設備の規模は、累積で130.9GWに達した。
このレポートは、SEIAが毎年、米リーディング企業の太陽光発電導入データを収集・分析し、「ソーラー・ミーンズ・ビジネス(Solar Means Business=太陽光発電はビジネスを意味する)」というレポートにまとめて発表している。
米企業が太陽光発電の導入に取り組む理由は、自社の事業運営に電力を供給することのほか、気候変動など環境問題に配慮して掲げた目標の達成、さらに再エネ電力の長期購入契約(PPA)により電力コストを削減・安定化することで、化石燃料の高騰による経営への影響を回避することなどが挙げられている。
2022年6月までの累積太陽光発電導入量のトップ10を見てみると、米メタ・プラットフォームズ(フェイスブックから社名変更、以下メタ)がナンバーワンで、導入量は約3.6GWに達する。この導入量は、2位につける米アマゾン・ドット・コムの導入量の3倍以上となっている。3位は1GWに迫っている米アップル、5位にマイクロソフトと、トップ10上位はほぼ米ハイテク・トップブランドが占めている(図1)。