ニュース解説
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Mobileyeとの密な関係、「今後も続く」とSTのCEO
伊仏合弁の大手半導体メーカーSTMicroelectronics(STマイクロエレクトロニクス)の社長兼CEOのCarlo Bozotti氏は、2018年3月6日、次期社長兼CEOのJean-Marc Chery氏とともに、東京都内で記者会見した。自動運転車向け半導体を手掛けるイスラエルMobile…
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アナログの松澤教授が東工大を退官、センサーIC会社を設立へ
東京工業大学 大学院理工学研究科 教授の松澤昭氏が、2018年3月末、定年により退官する。1978年に入社した松下電器産業(現・パナソニック)時代からA-D変換器分野で多数の業績を上げ、2003年4月に同大学の教授に就任した。量子ナノエレクトロニクスセンター長と教育革新センター長も兼任している(関連…
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レッドハットがBRMS事例を発表、RPAやIoTでの導入効果を訴求
米レッドハットの日本法人であるレッドハット株式会社は、意思決定管理プラットフォーム「Red Hat Decision Manager」のユーザー事例説明会を開催した。紹介された事例は、ANAの販売事業会社であるANA Sales、トヨタグループの自動車部品製造会社である旭鉄工、匿名の病院の3つ。
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やっと与えられた、安全確保支援士のシゴト
国家資格「情報処理安全確保支援士」の第1回試験に合格した2822人のうち、登録者はわずか674人と少ない。理由は、資格の登録や維持に多くの費用がかかる割に、明確な役割が認められていないからだ。ところがこの状況が変わりつつある。そのきっかけは、経済産業省が発表した「情報セキュリティサービス基準」だ。
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2万社分のレンタルサーバー移行、知っておきたい意外な教訓
ヤフー傘下のレンタルサーバー事業者であるファーストサーバ。中小企業など2万社が利用する同社のレンタルサーバーを、ヤフーの仮想化基盤上に整備した環境へと移行した。慎重を期して計画を立てたが、「当初は思わぬつまずきもあった」と現場責任者である辻野欣悟カスタマーサービス部部長は打ち明ける。
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3年ぶりに増加の光産業出荷額、イメージセンサーが爆発的な伸び
産業技術振興協会(OITDA)は2018年3月12日、2017年度の光産業動向調査の結果を発表した。
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機械学習にも対応の「Mali Multimedia Suite」、Armが北京で発表
英Arm(アーム)社は、中国北京において2018年3月6日(現地時間)に発表会を開催し、メインストリームスマートフォン向けのメディア処理IPコア群「Mali Multimedia Suite」を披露した。そのうちの1つは、機械学習の推論処理でも威力を発揮するとした。
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化粧品会社が“空を飛ぶ”ワケ
化粧品や健康食品などで認知度が高いディーエイチシー(DHC)には「ヘリコプター事業部」が存在する。機体の販売は手掛けずに、観光や重要顧客(VIP)の送迎、空撮などを目的としたチャーター機の運営事業を展開する。同社の年間売上高は約1000億円。そのうちヘリ事業の割合は1%未満と“小兵”であるが、成長へ…
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4割の大企業がビジネスメール詐欺にだまされる、独自調査で判明
名だたる大企業の社員ですら、4割が詐欺を試みる偽者だと気付かずにだまされてメールをやり取りし、全体の1割は詐欺に引っかかった――。日経コンピュータが2018年2月、国内上場企業の売上高上位50社を対象に実施した独自の緊急調査から、こんな実態が浮かび上がった。
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エッジAIが現実に、「Intel AI: In Production」が始動
米Intel社は、AI 技術の量産品適用を狙ったプログラム「Intel AI: In Production」を開始した。このプログラムの最初のパートナーになった台湾AAEON Technology社は、組み込み機器でAI処理を行うためのボード製品「AI Core」などを発表した。
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神戸製鋼、後任社長に副社長の山口氏
品質偽装の関与が少なかった機械事業部門から起用
神戸製鋼所は2018年3月9日、品質データ偽装問題で引責辞任する会長兼社長の川崎博也氏の後任として、副社長の山口貢氏を社長に昇格させる人事を決めた。
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豊田社長の無茶を形に、「レクサス」海へ繰り出す
2019年下期に発売、エンジンは外部調達で
トヨタ自動車が高級車ブランド「レクサス」で海に繰り出す。同ブランド初のクルーザーを2019年下期に米国で、2020年春に日本で発売する。2018年3月8日、横浜市で開催した「ジャパンインターナショナルボートショー2018」でトヨタ副社長の友山茂樹氏が明らかにした。20年前に始めたマリン事業で高収益化…
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爆発物検知から人命救助まで、セコムの「巡回監視ロボット2.0」
SECURITY SHOW 2018で披露
多くの人が集まる場所を巡回して放置された不審物やゴミ箱内を点検するだけでなく、迷子を捜索し、路上で倒れた人を発見したら人命救助に貢献する――。セコムは2018年3月6日から3月9日まで開催されているセキュリティー・安全管理の総合展示会「SECURITY SHOW 2018」で、現在開発を進めている2…
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楽チンなルートが分かる、国土地理院の電子地図サービスに新機能
年度末恒例の機能追加、今年は標高把握機能を強化
国土地理院が運営するWeb地図サービス「地理院地図」が3月8日、年度末恒例の新機能追加を行った。今年は土地の高低差や標高を把握しやすくする機能などを強化して使い勝手を高めた。具体的には地図上で指定した経路について地形断面図を作成する機能、標高図の色分けを利用者が自由に決める機能を追加した。
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ベンツ新型直6が告げる排気量競争の終焉、全長短縮に決断
気筒壁間わずか7mm
独ダイムラー(Daimler)の新型直列6気筒ガソリンエンジン「M256」。V型6気筒を廃止し、直6に変えた。直6実現のカギを握ったのが、エンジン全長が延びるのを抑えたことだ。Daimlerは排気量を増やす機種展開をやめる決断を下し、全長短縮を実現した。排気量でクルマの商品力を競う時代の終焉を象徴…
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パナソニック津賀社長が語る、蔦屋家電と組む理由
パナソニックの意気込みを感じさせる記者発表会があった。同社は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の店舗「二子玉川 蔦屋家電」(東京都世田谷区)の中に住宅・家電分野のショールーム「RELIFE STUDIO FUTAKO(リライフスタジオ フタコ)」を3月10日に開設する。そのお披露目を兼…
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日本発IT資格が国際資格に、高まる期待と2つの課題
情報処理学会の資格制度「認定情報技術者(CITP)」が、国際資格の認定を取得した。資格保有者は自信の技術スキルや業務実績を海外で客観的に証明する手段としてCITPを活用できる可能性が開けた。日本発の資格が国際的に通用度が高い資格として発展するか、今後が注目される。
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アドヴィックスの五島専務、「自動運転の統合制御はESCに取り込む」
カギはモデルベース開発
アイシングループで自動車用のブレーキシステムを手がけるアドヴィックスは、自動運転時代に欠かせない車両の統合制御技術に注力している。同社専務取締役技術開発部門の五島貴弘氏は、「統合制御の領域を獲得できなければ、部品メーカーとしての成長は難しくなるだろう」と危機感を募らせる。
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ホンダ、乗用ミニバン「ジェイド」に2列シート車を追加
HEVの車種も拡充
ホンダは2018年3月8日、乗用ミニバン「ジェイド」の部分改良車を、同年5月に発売すると発表した。3列シート・6人乗りのガソリンエンジン車を2列シート・5人乗りの車両に変更する他、ハイブリッド車(HEV)を追加する。
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色が変わる、熱が伝わる、良い音がする樹脂
三井化学の材料にデザイナー田子氏が「五感」を投入
三井化学は2018年3月7日、同社の材料技術とデザイナーの感性を融合させた製品の展示会「MOLpカフェ」を東京都・青山で開いた。エムテド代表取締役/アートディレクターでデザイナーの田子學氏と組み、材料の特性を生かしつつ、人間の五感にうったえる製品を製作して公開した(図1)。