ニュース解説
目次
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日本電産の株価がついに7000円割れ、ピークの半値以下で永守会長の新たな心痛に
日本電産の株価の下落が止まらない。2022年4月末に同社永守重信会長が最高経営責任者(CEO)に復帰しても、株価の反転上昇は見られない。2023年3月3日終値は6868円とピーク時の株価の4割5分程度と低迷している。経営指標として株価を重視する永守会長にとって、長年頭を悩ませてきた後継者問題に加え…
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手術支援ロボットの競争激化、国内外から1強「ダビンチ」への挑戦者続々
米Intuitive Surgicalの日本法人であるインテュイティブサージカル(東京・港)は2023年1月、約5年ぶりとなる内視鏡手術支援ロボットの新機種「ダビンチSPサージカルシステム」(以下、ダビンチSP)を日本市場に投入した。
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ビジネスの場にも生成AI、クリエーティブ分野や製造業で活躍
「生成AI(人工知能)」の活躍の場がさまざまなビジネスに広がっている。急速な進化に伴い、アニメやゲーム、音楽の制作といったクリエーティブ(創作)分野だけではなく、製造業のロボット制御などでも検討が進む。生成AIは人手不足に苦しむ現場の救世主として期待が高まっている。その一方で、人が取り組むべき仕事…
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豪州で運転中の12の大型蓄電池事業から見えたこと
豪州が目指す脱炭素フロントランナー(第2回)
世界最高の再エネ導入目標を掲げ、急ピッチで大型蓄電池の導入が進む豪州を読み解く本連載。第2回はSAで稼働する世界初の大規模系統用蓄電池、俗称「テスラバッテリー」など12の大型蓄電池から注目プロジェクトを紹介する。
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NTNのEV向け軸受、保持器の工夫でモーター回転数4万rpmに対応
NTNが開発した、電動車両の駆動用モーターの高回転化に寄与する深溝玉軸受。保持器の形状や材質を工夫することで、4万rpmのモーター回転数に対応できるという。軸受の回転性能を高めることでモーターの小型化を後押しする。
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JALがANAに次ぎ”サメ肌”航空機を実証、塗膜に直接加工で耐久性に強み
日本航空(JAL)は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、ニコン、オーウエルと共同で、機体外板の塗膜上にサメの肌を模した「リブレット加工」を施した航空機による飛行試験を実施し、所望の耐久性を確認したと2023年2月28日に発表した。このリブレットは、微細な三角形の凹凸構造をしている。
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デジタル化は進むも「変革」で米国に後れ、IPAの最新DX白書で浮き彫りに
「日本企業はDXの具体策・経営層・人材と様々な面で米国に後れを取っている」。IPAが2023年2月に公開した「DX白書2023」の調査結果から、そう言わざるを得ない現実が浮き彫りになっている。
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協働ロボと人の共同作業をデジタルツイン化、トヨタと実証で生産性15%向上
産業技術総合研究所はデジタルツインを活用し、生産性の向上と安全性の確保を両立しながら作業者と協働ロボットとの共同作業による「半自動化」を進められるシステムを開発した。
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JR東日本の新金融サービス、楽天銀行のBaaSを選んだワケ
JR東日本は2024年春に、新たな金融デジタルサービス「JRE BANK」を開始する。楽天銀行のBaaSを活用し、個人顧客に預金や住宅ローンなどを提供する。利用に応じてポイントサービス「JRE POINT」や列車優待などの特典を付与し、非運輸事業の拡大につなげる。
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住友ゴムがタイヤ情報の検知ソフト、「クルマの上流設計に食い込む」
タイヤ大手の住友ゴム工業が、タイヤや路面の状態を検知するソフトウエア「センシングコア」の開発に注力している。2022年から実証実験を進めており、すでに複数の自動車メーカーへの導入が決まっているという。同ソフトを活用した事業で、2030年には100億円の営業利益を目指す。
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日産の電動化、「欧州26年度98%」より重要な3つの取捨選択
日産自動車が電動化戦略を修正した。欧州市場においては2026年度における電動車両の販売比率を75%としてきたが、98%に改めた。電動化の取り組みを加速させる姿勢が目立つが、それ以上に重要なのは「利益ある成長」に向けた取捨選択がはっきりしてきたことだ。
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SOMPOが「Windows 365」導入、介護データ分析のセキュリティーを強化
SOMPOホールディングス(HD)が、米マイクロソフトの仮想デスクトップSaaSである「Windows 365」を導入した。介護事業における入居者データ分析のセキュリティー強化が目的だ。OS更新や負荷分散なども含めた運用をマイクロソフトが担当する点などを評価した。
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NRIが「軽量勘定系」を投入、あえてレッドオーシャンに飛び込むワケ
野村総合研究所(NRI)は2024年夏をめどに、銀行業務を担う勘定系システムについて、クラウド上で動作する新たなサービスを投入する。機能を絞った「軽量」な仕組みとし、競合他社よりも安価に提供できるようにする。なぜNRIはこのタイミングでレッドオーシャン(苛烈な市場)に飛び込むのか。
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核融合発電が将来の主力事業に、大企業も技術開発を加速
核融合発電の商用化に向けた研究開発や投資が活発化するなか、関連技術を持つ大企業も事業拡大に動き出している。スタートアップの実験炉建設に向けて、一部のメーカーは関連製品の供給を始めた。
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民間月面探査「HAKUTO-R」が突き付けた、日本の宇宙技術の遅れ
日本の宇宙ベンチャーispaceが開発し、2022年12月に打ち上げられた月着陸試験機「HAKUTO-R ミッション1」が順調に飛行を続けている。一般の報道では、「日本初の月着陸機」と形容される「HAKUTO-R」だが、実態は「世界中の技術を集めて目的を達成する」多国籍ないし無国籍的なベンチャーと…
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ロシアによる侵攻から1年、ウクライナのIT企業ELEKSが顧客を失わなかった理由
2023年2月24日でロシアによるウクライナ侵攻開始から1年が経過した。そんななかでも、DX(デジタルトランスフォーメーション)支援サービスを提供するウクライナのELEKS(エレックス)は顧客を失うことなく業務を継続している。
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寡占スマホOSに政府が法規制検討、「野良アプリ」容認義務ではない解決策探る
米アップル(Apple)と米グーグル(Google)の2社寡占になっているスマートフォンのOS市場に対し、政府が法規制を導入する可能性が高まっている。公正取引委員会はスマホ市場の調査結果を踏まえて、義務や禁止行為を事前に法律で取り決める「事前規制」を検討すべきだと提言した。
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異なるCBDC間で国際送金、SWIFTがプラットフォーム構築に意欲を示す理由
「タイの『デジタルバーツ』と日本の『デジタル円』を交換するといった、CBDC(中央銀行デジタル通貨)間での国際的な相互運用の仕組みが将来的に必要になる」。SWIFTジャパンのアラン・デルフォッセ氏は、こう話す。
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脱炭素で再燃、自動車ボディー骨格の素材バトル
クルマのボディー骨格を造る際に排出される二酸化炭素(CO2)をいかに減らすか──。素材(鋼材)の製造工程から骨格部品の製造工程までの「脱炭素」の観点から、ホットスタンプ材(高張力鋼板の熱間プレス材)と高張力鋼板の冷間プレス材の主導権争いが再び激しくなってきた。
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核融合発電の主役はスタートアップ、日本はレーザーや「ジャイロトロン」に強み
核融合発電の実現に向けて、スタートアップの役割が増している。大学や研究機関が培った最新技術をスタートアップが事業化することで、核融合の早期実現に期待がかかる。スタートアップの起業が世界的に増えるなか、日本でも先端技術の開発などで活躍する事例が出始めている。
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