ニュース解説
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Green NCAPが欧州61車種の環境LCA、EVは地域差が大
欧州で自動車の環境性能を評価する団体「Green NCAP」は2022年4月21日、欧州で販売台数が多い61車種についてLCA(ライフ・サイクル・アセスメント)の結果を発表した。LCAは自動車の生産、使用、リサイクルまでのすべてのプロセスにおけるエネルギー消費を推定し、自動車にとっての「ゆりかごか…
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Paraviがアプリを刷新、レコメンド機能で新たな「沼」に誘導
プレミアム・プラットフォーム・ジャパン(PPJ)は、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」の視聴アプリを刷新した。ユーザーの嗜好に合わせた「レコメンド機能」などを追加する。視聴データを分析し、ユーザーの興味にあわせたコンテンツを表示する仕組みを強化した。
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人型ロボや新電池、量産計画に独自保険まで Teslaマスク氏語る
米Teslaは22年1~3月期決算の発表に合わせて電話会見を開催し、イーロン・マスクCEOら同社幹部が今後の方針を明かした。電気自動車の値上げや上海工場の停止、電池、電動パワートレーンシステムの800V化、独自の自動車保険の進捗など、多岐にわたって語った。それらを10項目にまとめた
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メタネーションのCO2削減価値は誰のもの?
官民協議会が検討進める4つの案
一度排出されたCO2を回収して、再びメタンなどの燃料を合成するメタネーション技術。都市ガスなどの脱炭素化のキーテクノロジーとして注目を集める。官民協議会が中心になってCO2削減制度上の課題や扱いについて検討を進めている。化石燃料のクリーン化もカーボンニュートラル社会の実現には欠かせない。
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U-NEXTが「4種類目」のCDN採用、Google Cloudの新サービスを使う理由
動画配信サービス事業者のU-NEXTは2022年4月26日、米Googleが同日に提供を開始した新しいCDNサービスである「Media CDN」を採用したと発表した。U-NEXTにとって4種類目のCDNとなる。可用性を高める目的で複数CDNを併用する企業も増えているが、4種類の併用は珍しい。
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半導体部材に規制強化、2025年にも有機フッ素化合物の使用制限
半導体の生産に不可欠な有機フッ素化合物群「PFAS」の規制が2025年にも欧米で始まる見通しだ。部材生産や調達の見直しに追われ、半導体の生産が滞る恐れが出ている。半導体関連メーカーはサプライチェーン(供給網)の連携を強めることで、代替品の開発や調達に取り組むなど対応を急ぐ。
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半導体製造のもとは世界に分散 確保に向けた自国誘致活動に疑問
「2022年になれば終息するだろう」。産業界を混乱に陥れた半導体不足について、こんな見方をする専門家も多かったが、現在でも最終製品を製造するユーザーからは「半導体が調達できない」「減産を余儀なくされている」という声があがってくる。半導体不足はいつ解消されるのか。そして、欧米が強化に向けてそれぞれ法…
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「世界初」AIでプラント自律制御、横河電機ら 人手不足に光明
プラント(化学工場)において自動制御システムによる「プロセスオートメーション」が普及して久しい。ただし、肉眼では見えない化学反応を扱い、温度、圧力、流量などの複雑な制御が必要なため、完全な自動制御は難しく、熟練技術者の知識や経験を頼りにしている部分も多い。横河電機は、ENEOSマテリアル(東京都・…
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福島県沖地震と急激な寒波到来、需給ひっ迫は不可避だった?
京都大学・安田陽特任教授による電力需給ひっ迫分析(第2回)
3月22日に初めて発出された「電力需給ひっ迫警報」。第1回では今回の需給ひっ迫の概要を解説しました。今回はより詳細にデータを分析し、需給ひっ迫が起きた原因を深堀りします。
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西武鉄道山口線、列車位置示すビーコン送信になぜか車内で環境発電
西武鉄道は新交通システムである山口線「レオライナー」の車両に環境発電無線によるビーコン送信機を取り付け、旅客への情報サービス強化に利用していると明らかにした。2021年5月に西武園ゆうえんちをリニューアルするのに際して、同ゆうえんちへの旅客輸送を担う山口線の列車情報を駅のデジタルサイネージやスマー…
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きれいな結晶でAI創薬の精度向上、たんぱく質をわざわざ宇宙に運ぶワケ
Space BDとインテージヘルスケアが共同研究を始めた。創薬標的のたんぱく質を宇宙空間で結晶化し、解析した構造データをAIによる新薬候補化合物の最適化計算に活用する。2023年春をめどに主に製薬企業などを対象としたサービスとして展開する予定だ。
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不登校児支援へ埼玉・戸田市が教育DB構築、課題は不ぞろいのデータ
埼玉県戸田市は全国で先駆け、小中学生を対象とした教育総合データベースを構築する。同市が保有する住民データや校務データ、学習データについて個人ごとにひもづけ、分析できるようにする。不登校の児童・生徒を早めに見つけ、支援につなげることなどが狙いだ。
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デジタル庁「新霞が関ネット」はまずNECとコムシスが受注、またも1者応札の課題
デジタル庁が一元的に調達する中央省庁の統合通信ネットワーク構築が2022年度から本格始動する。第1弾となるデジタル庁と農林水産省の調達先が、2022年4月中旬までにそれぞれNECと日本コムシスに決まったことが日経クロステックの取材で分かった。
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三菱UFJ銀行がNFT事業に参入、既存サービスとの違いとは
三菱UFJ銀行はNFT(非代替性トークン)事業に参入すると発表した。ブロックチェーン事業やNFT事業などを手掛けるAnimoca Brandsと協業し、2022年内をめどにサービスを開始する予定だ。
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「人づくりは不得手」 日本電産社員も嘆く永守会長の“弱点”
「経営手腕は超一流。でも、人を育てるのは不得手」──。日本電産の創業者であり、一代で2兆円に迫る大企業に成長させた永守重信会長。経営者として「カリスマ」性を帯びる一方で、同社の社員からはこんな声が上がる。「本人の能力がすごすぎて、人をコーチングできない。だから、これまでもCEO(最高経営責任者)を…
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東北新幹線の地震脱線事故、横に1mずれ 対向車との衝突回避急務
2022年3月16日に発生した福島県沖を震源とする地震で、東北新幹線が停車中(あるいは停車直前)に脱線した。逸脱防止ガイドなどの脱線防止策も奏功しなかった。
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「駆け出しエンジニア」の非情な現実を描くWeb漫画が共感を集める理由
あるWeb漫画がTwitter上で注目を集める。「未経験から100話でキラキラWEBデザイナーを諦めるかけだしちゃん」と名付けられた作品は、ある女性が未経験からWebデザイナーを目指し、諦めるまでを全100話で描く。作者が制作に至った経緯を探り、駆け出しエンジニアを取り巻く状況について専門家に聞い…
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高校生や高卒社会人をDX人材に、就職支援のジンジブが目指す再挑戦可能な世界
高卒の求人紹介サイト「ジョブドラフト」を運営するジンジブ(東京・港)は2022年4月、若者向けのデジタル人材育成事業を開始した。就職予定の高校生や高卒社会人を対象に、デジタル技術の知識や活用法の研修プログラムを提供し、修了者には就職・転職を支援する。
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「UCIe」が始動 IntelやTSMC、Googleらで半導体をギアチェンジ
複数のチップレットを1つのパッケージに収める「SoP(System on a Package)」の採用が先端ロジックICで広がっている。このトレンドを加速させる大きな動きが顕在化した。半導体業界とそのユーザーであるクラウド事業者が手を組み、チップレット間を接続する標準規格を策定したのだ。それが、チ…
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メルセデス・ベンツの次世代EV、1回の充電で公道1000kmを走破
ドイツMercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)は2022年4月14日、電気自動車(EV)のコンセプトカー「VISION EQXX」が、欧州の公道で1回の充電で1000km以上を走行できたと発表した。