ニュース解説
目次
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Javaを無償で使い続ける、3つの選択肢
Java開発実行環境Oracle JDKは、「Java SE 11」から有償版しかなくなる。無償のOpenJDKに乗り換えればよいのではないかと思えが、同じJava SEのバージョンを使い続けたいユーザー企業にとっては、そう簡単な話ではない。対応するには、主に3つの方法が考えられる。
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マクロ無効でもウイルス感染、マイクロソフトが対策講じる
ユーザーがOffice文書を開くことで感染するウイルスは、マクロを悪用するものが多い。ところが、マクロを使わずにOffice文書でウイルスに感染させる手法が発見され、問題になっていた。米マイクロソフト(Microsoft)がこの攻撃手法を無効にする対策を講じたことがわかった。
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衝撃の400kg軽量化、「物流革命」ミシュランがタイヤから
フランス・ミシュラン(Michelin)の日本法人は、2018年10月にトラック・バス向けのワイドシングルタイヤの新型を発売する。後輪に装着している片側2本(ダブルタイヤ)を1本に統合することで、1軸あたり100kgの軽量化を可能にする。牽引車と被牽引車でダブルタイヤが4軸ある様なトレーラーで使えば…
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全固体電池、2035年に2.8兆円市場へ
富士経済が予測
全固体リチウムイオン電池(以下、全固体電池)の世界市場は、2035年に2.8兆円規模に達する――。調査会社の富士経済は2018年8月24日、このような市場予測を発表した。電気自動車(EV)用途が同市場の成長をけん引する。トヨタ自動車が2020年代前半の投入を計画するなど、次世代EVで主導権を握ろうと…
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コンプライアンスを強化したのに不正が続く、何が悪いのか?
教育に終わらせず、現場に具体策を施すべし
「コンプライアンスに対する意識が弱かった。今後は、徹底してコンプライアンス教育を進めていく」──。日本企業で品質不正問題の発覚が相次いでいる。この言葉は、品質データ偽装や検査不正を指摘された会社の経営者の常套句だ。こうしたニュースが取り沙汰されると、すぐに「コンプライアンス教育の徹底」という議論が…
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パスワードに記号は不要、JPCERT方針転換の理由
パスワードを12文字以上にすれば、必ずしも記号を使う必要はない――。JPCERT/CCは、推奨するパスワードの作り方の方針転換をした。これまでは「Jp+w2st0」のような、大小英字、数字、記号といった全文字種を組み合わせた8文字以上のパスワードを推奨していた。
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ベールを脱いだザイリンクスの次世代FPGA、CEOらが講演
米Xilinx(ザイリンクス)は、次世代FPGA「ACAP(エーキャップ)」(開発コード名はEverest)のアーキテクチャーについて発表した。同社CEOのVictor Peng氏や開発メンバーのJuanjo Noguera氏がそれぞれ、プロセッサーに関する国際会議「Hot Chips 30」(2…
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新人研修の背景に「社内連携」と「人材確保」
インスツルメンツパネルなどの自動車部品の製造を手掛けるしげる工業の本社で2018年8月2日、一風変わった新入社員研修が開かれていた。集まったのは設計や生産管理、品質保証など生産現場以外の部署に配属された23人だ。
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四国電力にサイバー攻撃、会員ポイントが不正交換
四国電力は2018年8月24日、同社の会員サービス「よんでんコンシェルジュ」がサイバー攻撃を受け、会員のポイントが他社のポイントに不正に交換されたと発表した。被害額は、149人の合計12万7430ポイント(1ポイント1円相当)。同社は会員の被害について、補償しないとしている。
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中古のガスコンロから発火
NITEが中古品の事故に注意喚起、誤使用や不適切な設置が原因
インターネットによる中古品取引などが増えている現状を受け、製品評価技術基盤機構(NITE)が中古品による事故に対する注意喚起を行った。正しい使用方法や設置方法を知らずに使ったり、リコール製品と気付かなかったりして事故が起こっているという。
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未来技術遺産に富士通のリレー式計算機など新たに19件を選定
国立科学博物館、貴重な科学技術史資料を保存し次世代に継承
国立科学博物館は、科学技術史上で重要な役割を果たしたとして認定する「重要科学技術史資料」(愛称:未来技術遺産)の2018年度登録分を発表した。富士通のリレー式計算機「FACOM128B」(第00241号)やNTT技術史料館(東京都武蔵野市)所蔵の「磁石式手動交換機」(第00250号)など19件を認…
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深刻化するサプライチェーン攻撃、後手に回る日本企業
サイバー攻撃対策に抜かりない大手企業をあえて避け、原材料や部品の調達先など最も脆弱な取引先を探し出し、サイバー攻撃を仕掛ける「サプライチェーン攻撃」の脅威が高まっている。多くの企業が深刻さを認識しながらも、対応は未成熟という。
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ネットフリックスが最大350円値上げ、テレビ局幹部はこう見る
米ネットフリックスの日本法人は2018年8月23日、動画配信サービスの月額料金を最大350円引き上げると発表した。2015年9月に日本でサービスを始めて以来、値上げは初めて。やみくもに数を追わず、価格を上げても利用を継続する優良会員を重視する戦略が透けてみえる。動画配信サービスの競争が激しさを増す…
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謎の03着信、総務省が転送サービスの悪用防止へ
「03」で始まる電話番号で着信しているのに、実はスマートフォンからかけられていた──。東京の市外局番である03が表示されているのに、発信元が携帯電話ということがあり得るのだろうか。謎の03着信。実は「転送電話サービス」を使うと、こうしたことができてしまう。
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訓練しても被害に、続くランサムウエアの脅威
最近あまり聞かれなくなったランサムウエア。だが、その脅威は依然として存在する。JPCERTコーディネーションセンターが実施した調査によると、国内企業・組織の35%は被害に遭ったという。油断は禁物だ。
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帝人がポルトガルのFRP成形メーカーを買収、欧州展開の第一歩
帝人は2018年8月22日、ポルトガルの自動車部品向けFRP(繊維強化樹脂)成形メーカーのイナパル・プラスティコ(Inapal Plasticos)を買収したと発表した。同社の全発行済み株式を2018年8月上旬に取得し、完全子会社とした。買収金額は数十億円とみられる。
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富士通のポスト京、A64FXの設計思想
富士通は米国時間の2018年8月21日、スーパーコンピュータ「京」の後継機(以下、ポスト京)に向けて開発したCPU(中央演算装置)が、既存の京のCPUに比べて20倍以上の演算性能を持つと明らかにした。富士通で長年にわたりCPU開発を率いるAI基盤事業本部の丸山拓巳シニアディレクターは「一部のベンチ…
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まだ間に合う、IT導入補助金は2万ツールが対象
「IT導入補助金」という言葉を聞いたことはないだろうか。ITベンダーの製品紹介で「IT導入補助金対応」といった宣伝文句を見たことがあるかもしれない。
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リチウムイオン電池を高容量に、レーザーで電極まるごと穴開け
ワイヤードは、リチウムイオン2次電池の電極材にレーザーで多数の微細な穴を連続的に開ける技術を開発した。同電極材を用いることで次世代Liイオン2次電池の高容量化に欠かせないとされるLiイオンのプリドープが容易になり、不可逆容量が大きい電極材料やLi化合物ではない高容量な正極材料の利用を拡大できるとし…
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クラウド巻き返しへ、日本オラクルCEOが3つの強化策
日本オラクルのトップに就任して1年が経ったフランク・オーバーマイヤー社長CEO(最高経営責任者)は、国内クラウド市場での巻き返しを狙う。武器とするのは、チューニングなどを自動化した新しいクラウドデータベース。国内データセンターの開設と、クラウドに精通した社員の育成も急ぐ。
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