ニュース解説
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"今度こそ出荷"、米インテルが6月から10nmプロセスのMPUを量産
米インテル(Intel)は2019年5月8日(米国現地時間)に投資家向けミーティングを開催し、そこで同社の10nm/7nmプロセスの進捗現状、およびそれぞれのプロセスで作る製品の計画について言及した。同社は10nmプロセスでの量産に関しては何度も開始の予告をしてきたが、今回は実際に始まるようだ。
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帝人がデジタルヘルス強化、「睡眠」以外に事業範囲広げる
MRや在宅医療の営業を動員し技術とユーザーをつなぐ
帝人は2019年4月1日に「デジタルヘルス事業推進部」を新設した。これまでデジタルヘルス分野は、ベンチャー企業がけん引してきたが、大手も本格的にサービス提供に乗り出す。
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「量産の壁を越えてものづくりの新しい流れをつくる」、浜野製作所とO2が中小支援でタッグ
「日本で初めて最初(開発)から最後(量産)までを一気通貫で支援できる体制を提供できる。エレ、メカ、ソフトを(技術面)でフォローするとともに、教育も支援していきたい」――。浜野製作所(同)と製造業向けコンサルティング会社のO2(本社東京)は、中小製造業やスタートアップ企業の支援を目的に資本・業務提携…
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ホンダ、20年投入のグローバルモデルから新アーキテクチャー
小型の2モーターハイブリッドシステムを新型フィットから適用
「来年(2020年)に投入する新しいグローバルモデルから(同社の新アーキテクチャーとなる)『ホンダアーキテクチャー』を採用する」――。ホンダ社長の八郷隆弘氏は2019年5月8日に開いた事業方針説明会でこう説明した。
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トヨタ・パナ連合に挑め、地場住宅メーカーの武器は「VRモデルハウス」
日本ユニシスがスマートフォンを活用したVR(仮想現実)ゴーグルでモデルハウスを疑似体験するサービスを強化している。現在12棟のモデルハウスを22年度までに1500棟に増やす。時間と空間を超えて顧客にアプローチできるVRモデルハウスは、地場ハウスメーカーが大手に挑む武器となる。
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PHS・ISDNに続きADSLも、2024年までに平成のサービスが終わる理由
インターネットとモバイルが一気に広まった平成期に活躍した通信サービスが2024年までに続々と終了する。ソフトバンクは2019年5月10日、「Yahoo! BB ADSL」などのブランドで提供してきたADSL(非対称デジタル加入者線)サービスを2024年3月末で終了すると発表した。
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ドコモ・auら携帯3社のスマホ料金、官製値下げもやっぱり「横並び」
KDDIは2019年5月13日、6月1日から始める新料金プランを発表した。NTTドコモ、ソフトバンクを含め携帯大手3社の最新プランが出そろった。
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FCA、「フィアット500」のクロスオーバー車に新エンジン
バルブ開閉タイミングなどの制御を改良
欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の日本法人であるFCAジャパンは2019年5月9日、小型のクロスオーバー車「Fiat 500X」の部分改良車を発表した。
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ゲームチェンジングを狙う直流配電、世界各地の実証実験の成果が続々
NEDOの廣瀬圭一氏に聞く
2019年5月20日から直流技術に関する国際学会「The 3rd IEEE ICDCM(International Conference on DC Microgrids)」が日本で初開催される。現在、直流給電/配電の実用化に向けた動きはどうなっているのか。最新動向に精通する、新エネルギー・産業技…
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日本の「キャラクター愛」にささげるAIスピーカー、九州電力が全国展開
九州電力は2018年7月末に九州地区で発売したAIスピーカーを中心とするIoTサービス「QuUn(キューン)」について、全国展開を開始すると発表した。AIスピーカーが日本発であることを強調しており、呼び名(開始語)をユーザーが設定できたり、アシスタントの声やキャラクターを複数備えたりするなど、日本…
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15分まで無料も、モバイルバッテリーの貸し出し拠点が急増中
モバイルバッテリーをレンタルできるサービスが存在感を増している。2019年4月に、実証実験として提供してきた「充レン」が本サービスとなり、主要4社が出そろった恰好だ。
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日本のアナログ専門家が新開発、IoT端末を小型・高精度にできる電源
ベルニクスから、正負両出力が可能な昇降圧型DC-DCコンバーターモジュールの新製品
ベルニクスは、外形寸法が10mm×11mm×6mmと小型ながらも正負両方の出力が可能な昇降圧型DC-DCコンバーターモジュール「BUDシリーズ」を開発し、販売を開始した。。スイッチング方式を採用した非絶縁型のDC-DCコンバーターである。入力電圧範囲は+3〜18Vと広く、出力電圧範囲は±3〜18V…
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[独自評価]部屋をパトロールするaibo、掃除ロボのSLAMと何が違うのか?
センサーで周囲の環境を認識し、その情報を基に周辺環境の地図を作りながら自己の位置を推定するSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)技術。日経 xTECH編集部は、飼い犬のaibo「クロすけ」を用いてaiboのSLAM能力を調査した。
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小惑星探査機「はやぶさ2」、2回目の着陸候補地の選定に向けて低高度への降下観測へ
「直径10mを超えるほぼ円形の地形変化が確認された」――。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2」プロジェクトのプロジェクトサイエンティストを務める名古屋大学大学院環境学研究科教授の渡辺誠一郎氏は、2019年5月9日の記者説明会でこう語った。JAXAは同年4月5日、衝突装置(S…
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打倒グーグル、トヨタ・パナソニック連合で“街づくり”
米グーグル(Google)の軍門に下るわけにはいかない――。そんな思いがにじむ決断である。街づくり事業に関する合弁会社の設立を決めたトヨタ自動車とパナソニック。この領域ではGoogleをはじめとするIT企業が大きく先行しており、日本を代表する2社は手を組んで対抗する。
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N-BOXが首位を独走、2019年4月の新車販売ランキング
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が2019年5月10日に発表した2019年4月の車名別新車販売台数によると、ホンダの軽自動車「N-BOX」が20カ月連続で首位となった。
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「トップの責任は2016年当時よりも重い」、スズキ会長
「全ての関係者に多大な迷惑をかけたことを、心からおわび申し上げる。全社一丸となって再発防止策に徹底的に取り組み、信頼回復に全力を挙げる」。スズキが2019年5月10日に開催した2018年度通期(2018年4月~2019年3月)の連結決算会見は、完成検査の不正に対する同社会長の鈴木修氏の謝罪で始まった…
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「群馬製作所のフル操業は考えていない」、スバル社長
「1台でも多くクルマを造るという方針を見直した。群馬製作所でフル操業することは考えていない」。SUBARU(スバル)社長の中村知美氏は、2019年5月10日に開いた2018年度通期(2018年4月~2019年3月)の連結決算会見で、同製作所の今後の操業に言及した。
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日立がIoT事業を3年間で2兆円に、東原社長が見せた「自信」の根拠
日立製作所は2019年5月10日、2022年3月期までの3カ年の新たな中期経営計画を発表した。今後の成長に向け、3年間で最大2兆5000億円を投資する。IoT(インターネット・オブ・シングズ)基盤「Lumada(ルマーダ)」を含めたIT事業などに重点的に資金を投じる。
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[独自記事]AI活用で新冷媒を開発、「4年後に実用化したい」とダイキン十河社長
地球温暖化係数が1桁で高効率、現行のR32を超える
「新冷媒を2023年に投入したい」──。2019年5月10日、ダイキン工業代表取締役社長兼CEOの十河政則氏が、開発中の新しい冷媒の実用時期についてコメントした。地球温暖化係数(GWP)が小さく、かつ高効率な現行の冷媒「R32」の性能を超えるもの。最大の特徴はGWPが10以下、すなわち1桁台と圧倒…