ニュース解説
目次
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オムロンが草の根型オープンイノベーション、センシングで飛躍を
オムロンが、同社主力のセンシング事業で、オープンイノベーションの取り組みを強化している。個人や少人数でものづくりに取り組む「メーカーズ」や趣味で電子機器開発を楽しむ「エレキマニア」に対して、センサー製品を使いやすくする取り組みを始めた。
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LNGを使った電力・蒸気供給システムで工場のCO2排出量を4割減
新日鉄住金エンジ、興人ライフサイエンス佐伯工場でオンサイトエネルギー供給事業
新日鉄住金エンジニアリング(本社東京)は2019年3月19日、発酵技術で食品や化学品などを製造する興人ライフサイエンス(同)の佐伯工場(大分県佐伯市)においてエネルギー(電力と蒸気)の供給を開始した。これにより同工場では、CO2排出量を従前比で約40%削減している。同システムは系統電力が停電したと…
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[スクープ]日立がAIステレオカメラの実用化で先陣
自動ブレーキの夜間性能向上
日立オートモティブシステムズが、自動ブレーキ用センサーであるステレオカメラにAI(人工知能)を活用したことが日経 xTECH/日経Automotiveの調べで分かった。数十万枚のデータを教師データとすることで、夜間の歩行者認識を実現する。各社はAI対応センサーの開発段階にとどまる。日立オートモティ…
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Volvoが車載電子基盤を刷新、21年に「中央型」へ
NVIDIAの車載コンピューターで自動駐車機能高める
スウェーデン・ボルボ(Volvo)は、2021年を目途に車載電子プラットフォーム(基盤)を刷新する。高性能な“中央コンピューター”を採用した「集中型」のシステムに切り替えていく。コンピューターの中核を担うSoC(System on Chip)は米エヌビディア(NVIDIA)が供給する。
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20年後に「意識の移植」へ、新AIスタートアップが旗揚げ
脳科学者と著名起業家がタッグ
「人の意識を機械に移植(アップロード)する技術を20年後にも実用化する」。こう豪語するベンチャー企業がいよいよ船出する。技術の発案者は、独マックスプランク研究所客員 研究員として脳科学を研究してきた東京大学大学院准教授の渡辺正峰氏。
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1歳迎えたaiboが「おまわりさん」に、SLAM使った見守り機能がスタート
2018年1月11日に発売されたソニーの犬型ロボット「aibo」。家の中を歩き回るaiboならではの強みを生かした新機能が、2019年3月18日にリリースされた。その名も「aiboのおまわりさん」である。
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プジョーCEO「1000万円もするEVを誰が買うのか」、EVは小型車から投入
フランス・グループPSA(Groupe PSA)執行役員でプジョー(Peugeot)ブランドCEO(最高経営責任者)のジャン=フィリップ・アンパラト(Jean-Philippe Imparato)氏は、2019年3月20日に東京都内で開いた新型「508」の発表会で同社の電動化戦略を説明した。
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ASIL-B/C対応の2コアDSC、米マイクロチップがメモリー増強製品を追加
米マイクロチップ(Microchip Technology)は、DSC(Digital Signal Controller)の「dsPIC33C」において、メモリー容量を増やした製品などを加えて、製品バリエーションを広げた。DSCはタイミングにクリティカルなアプリケーションなどに向けてDSP性能を…
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「モーターの選定はご自由に」、ヤマハ発動機が単軸ロボットで新展開
ヤマハ発動機は、直動案内機構とボールねじから成る製品群「Robonity series(ロボニティシリーズ)」を2019年5月7日に国内で発売する。市販のモーターを組み合わせることで、単軸ロボットとして機能する。同社はこれまでモーターも含めた単軸ロボットとして提供してきたが、ユーザー側で「使い慣れた…
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トヨタとスズキの協業が前進、HEVや小型車など連携強化
トヨタ自動車とスズキは2019年3月20日、新たな協業について具体的な検討に入ると発表した。トヨタのハイブリッドシステム「THS」を、スズキにグローバルで供給するのが最大のポイントである。
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ゾゾスーツの失敗判断は早かった、「裸の寸法推定」に巨大なビジネスチャンス
第3回 J-TECH STARTUP SUMMITから
第3回 J-TECH STARTUP SUMMIT レポート (日本橋高島屋三井ビルディング内)は議論に花が咲いた。
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VWグループ、今後10年で電動モデルを70車種、2200万台まで拡大
年次メディアカンファレンスで“eモビリティーの第2の変革期”を強調
ドイツ・フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は2019年3月13日、年次メディアカンファレンスを開催し、2018年の業績と今後の計画を発表した。2018年は各ブランドと金融サービスの両方で堅実な業績を上げ、グループ全体では前年比0.9%増の1080万台を販売し、総売上高は…
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IDEC、プッシュイン式製品の展開で独ワイドミュラーと提携
スイッチやリレー1万8000品目にプッシュイン式を採用
IDECは、プッシュイン接続方式(以下、プッシュイン式)の端子台を製造するドイツのワイドミュラーとパートナーシップ契約を締結し、日本での独占販売権を取得した。これに基づきIDECは、ワイドミュラーの端子台「Klippon」シリーズを販売するのに加え、プッシュイン式の操作スイッチやプログラマブルコン…
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アデランスとSpiber、構造タンパク質を使った人工毛髪の開発を開始
脱・石油素材の「人毛でも化学繊維毛でもない選択肢」を実現へ
アデランス(本社東京)とSpiber(本社山形県鶴岡市)は、構造タンパク質を活用した毛髪素材の共同開発を開始した。Spiberの構造タンパク質に関する技術と、アデランスが蓄積してきた人工毛髪の開発力を組み合わせて、石油由来の材料を使わない新たな毛髪素材を開発する。2021年の製品化を目指す。
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マイナンバー活用促進からITコスト削減まで、デジタル手続法案の全貌
政府は2019年3月15日、「デジタル手続法案(行政手続オンライン化法改正案)」を閣議決定した。法律で国の行政機関に対して行政手続きを原則インターネットで受け付けるよう義務化し、自治体には努力義務を課す。
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1回の採血でがんと脳卒中、心筋梗塞の発症リスクを評価
味の素が2019年4月に提供開始
血液中のアミノ酸濃度の分布を分析することで、10年以内に脳卒中や心筋梗塞を発症するリスクを評価できる――。食品大手の味の素は、そんなスクリーニング検査を2019年4月に提供開始する。がんと脳卒中、心筋梗塞の全てを評価できる「国内初の検査」(味の素の福士博司氏)である。
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グーグル、クラウド型でゲーム市場の覇権を狙う、新サービスを2019年開始
「GDC 2019」の基調講演には大行列
米グーグル(Google)は、世界最大級のゲーム開発者会議「GDC 2019」の基調講演に登壇し、同社の今後のゲーム事業について話した。この講演に対する参加者の注目度は高く、聴講しようというGDC参加者が列をなした。その列は、会場がある建物の外にまでのびていた。そのため、多くの聴講希望者が場内に入…
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いよいよ800万画素へ、ソニーが車載CMOSセンサーを20年量産
ソニーは、800万画素クラスの車載用CMOSイメージセンサーの量産を2020年に開始する。前方監視向けのカメラに搭載し、自動ブレーキや自動運転などを実現する用途で使う。他社を含めた現行品は200万画素クラスで、多画素化によって物体認識の精度や範囲を拡大する
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トヨタが大手町ビルにAI拠点を立ち上げた理由
トヨタは今、東京でディープラーニング(深層学習)の技術者をはじめとするIT人材の採用を加速させている。同社がE資格合格者の会に協賛したのも、AI人材コミュニティーの間で知名度を高め、採用につなげる活動の一環だ。
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「プレステ」の力で復活したロボット玩具「toio」、何が変わった?開発者に聞いた
2019年3月20日、約1年の“沈黙”を経てついにロボット玩具「toio」が正式発売の日を迎えた。2018年1月に先行予約分だけを出荷した上で、量産対応を理由に発売延期。その後、開発チームはグループ会社のソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)に移籍していた。